午前3時の太陽

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「猫のお寺の知恩さん」きれいなお姉さんと古寺での下宿生活(オジロマコト)

「猫のお寺の知恩さん」(オジロマコト)1巻

「猫のお寺の知恩さん」はオジロマコトによる漫画作品。

田舎の高校に進学することになった少年が、下宿することになった家は、遠い親戚の古いお寺。

ダサくて、3つ年上で、働き者で、あっけらかんといい感じな知恩さんとおくる、のどかでソワソワ縁側ラブコメ!

あらすじ

須田源(すだ げん)は高校進学のために、実家から遠い親戚の家に下宿しにやってきた。

そこは小さい頃にしばらく預けられていたことのある場所。

少し年上の女の子に遊んでもらっていたことをかすかに覚えている。 

 

久しぶりにあったその女の子、古寺澤知恩(こてらさわ  ちおん)は、しっかりものできれいなお姉さんになっていた。

ただ、少し変。

そしていたずら好きは相変わらず。

源の翻弄される日々がはじまる。

田舎で始まる新生活

中学を卒業した春休みにやってきた源。

住みやすく、友達もいる地元の町を離れて何もない田舎の高校に通おうとするのはどういうわけか。

「家じゃなければ、もうどこでもいいかなって。」

小さい頃に預けられたことといい、複雑な家庭なのかもしれない。

それでも源は素直な子に育ったようだ。

 

「猫のお寺の知恩さん」(オジロマコト)1巻より、テンちゃんの散歩
(5話「サポーター少女と出会いと知恩さん」より)

人の少ない田舎では、犬のテンちゃんも存在感が大きい。

この1巻は、源が生活に馴染んでいく様子をゆっくり描いている。

春休みはまだ終わらない。 

 

「猫のお寺の知恩さん」(オジロマコト)1巻より、知恩さんのおもちゃばこ
(7話「月と縁側の知恩さん」より)

子供の頃、源が帰った後も知恩は待っていたんだろう。

源にとっては意地悪された思い出ばかりでも、今回彼が下宿しに来ることを楽しみにしていたのかもしれない。

そして、この場面も含めておばあちゃんの表情がいい。

 

「猫のお寺の知恩さん」(オジロマコト)1巻より、もう仲良し?
(5話「サポーター少女と出会いと知恩さん」より)

犬の散歩中に出会った女の子、昼間陽子。

彼女は知恩さんのことが大好き。

そして、新学期からは源と同じ高校に通う予定。

年頃の女の子らしく親にも生意気な口をきくんだけど、ひどい言葉は使えないあたり、いい子だ。

「うるせえ、ばばあ」とかじゃないんだよね。

 

「猫のお寺の知恩さん」(オジロマコト)1巻より、頼りになるね
(9話「手と手つないで知恩さん」より)

源ももう自分のことは自分でできるし、守られる立場ではない。

その成長ぶりは、知恩さんにとってうれしいことであり、さみしいことでもあるんだろうね。

ちょっといたずらしてみたり。

この後の、「いいよもう、ずっとここ(屋根)にいてやる。」の言葉にうれしそうな表情の知恩さんがかわいかった。

あとがき

タイトルが「猫のお寺の〜」なので、 猫もよく出てくる。

縁側の下で目を光らせていたり、布団の周りを走り回っていたり。

犬のテンちゃんはおばあちゃんの言う事しか聞かないけど、猫は知恩さんの方に懐いているみたい。

動物のしぐさとかうまく描く作家さんだね。

 

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