「夏目友人帳」は緑川ゆき原作のアニメシリーズ。
2016年10月より5期の放送中。
今回は第2話、雨宿り中に出会った妖怪と人探し。
あらすじ
西村、北本たちと学校から帰宅する途中、急な雨に降られた夏目は、どこからか飛んできた古いタオルを手にする。いきがかり上、タオルを家に持ち帰ってしまった夏目の前に、タオルの持ち主だと名乗る少女妖怪が現れ、その昔人間から貰った物なので持ち主に返したいと頼まれてしまい…。
(公式サイトより)
森で雨宿り中に飛んできたタオル。
近くには小さな子供の妖怪が見えたが、西村に引っ張られた夏目は、そのまま家に持って帰ってしまう。
着替えてから返しに行こうと玄関に出ると、雨に濡れた子供用の下駄がある。
妖はすでに家の中に入り込んでいた。
登場の仕方がちょっとこわい。
妖怪少女と依頼
そのタオルはある雨の日に、外ではしゃいでいた子供姿の妖を心配した人間の男性がくれたもの。
でもそれはもう50年も昔の話。
それから何年も、持ち主に返そうと会いに来たが、その男性に姿が見えることはなかった。
本来、妖の姿が人に見えることは滅多にない。
それでも、晴雨や春のうらら日など天候のいたずらで時々人に姿をさらすことがあるという。
たった1日だけの、雨のいたずらだったのかもしれない。
やがて、返す目的は、その人に会う理由に変わっていった。
だが1年ほど前からその男性が現れなくなり、夏目に一緒に探して欲しいと頼みに来たのだった。
妖怪と人の時間の流れは大きく違う。
人の一生は、彼らには短いものだろう。
時々、人に対して情を持ってしまう妖怪がいて、彼らは相手だけが老いていくのを見ていかなければならない。
その代表がニャンコ先生だったりするのだが。
少女の妖怪と夏目のやりとりを眺めながら、フッと空を見上げる先生の表情。
こういう時のニャンコ先生の表情が好きだ。
夏目も、よくレイコと間違われるが、容姿だけでなく匂いも理由らしい。
今回の手掛かりは探している男性と同じ匂いを持つ人間。
この子は孫娘にあたる。
不審者扱いをされながらも、何度も交渉し消息を尋ねる。
この行動力と忍耐は夏目のやさしさだね。
今回も多軌(たき)は登場しないが、代わりにこの子がその役を果たしてくれている。
「お餅のお化け」と呼びながらも気に入っていた様子。
この子は何の妖怪だったのだろうか。
「呪ってやりたい相手や、祟ってやりたい奴は、私が全力でどうにかしてやるから頼む」
というセリフから、あまり力が強くないことが伺われる。
むしろほほえましい。どうにかってどうするんだろう。
あとがき
放送2回目だけど、神回じゃないのかこれは。
いや前回もよかったけどね。
この少女妖怪の声優は久保ユリカだそう。