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「さよなら私のクラマー」7話(新川直司)燃えるキャプテン田勢とフットサル

漫画「さよなら私のクラマー」(新川直司)7話扉絵、曽志崎の作戦

「さよなら私のクラマー」は新川直司による漫画作品。

月刊少年マガジンで2016年5月より連載を開始した。

7話は、チーム力向上のために男女合同練習を希望するワラビーズに降りかかる難題。

 

前回はこちら。 

 問題勃発

蕨青南女子サッカー部では、緊急ミーティングが行われていた。

男女合同練習を申し込みに行ったところ、門前払いを受けた上に、グラウンドの明け渡しを要求されたのだ。

男子サッカー部は今年期待の新人も入り、人数も増えたことで古豪復活に燃えていた。

学校側で新たに用意した練習場は距離が離れてしまうので、女子のグラウンドと交換しろという言い分だった。

そして、さらに急を要する事項として、痛ユニ問題がある。

漫画「さよなら私のクラマー」(新川直司)7話より、新ユニフォームは不評
(「さよなら私のクラマー」7話より)

専用部室もない弱小チームには、ユニフォームを買い直す予算もない。

彼女たちは二手に分かれて作戦を実行することになった。

作戦その1、飛鳥監督の説得

キャプテンの田勢をはじめとする2年生チームは、男子サッカー部の飛鳥監督の説得へ向かった。

すでに何度も断られている。

合同練習をしても、男子のレベルアップにつながらない。

フィジカル命みたいなマッチョな監督だ。

(あいさつの言葉はマッスル!)

 

しかし彼女らのあきらめの悪さは並ではない。

漫画「さよなら私のクラマー」(新川直司)7話より、サッカージャンキーなめんなよ
(「さよなら私のクラマー」7話より)

1年の時、先輩たちがみんなやめていった後の部を支えてきたのは彼女だ。

憧れの選手がコーチとして就任し、逸材の1年生が入ってきた。

大きく変わろうとしている新チームを見て、自分も行動せずにはいられない。

 

ちなみに、田勢以外の2年生チームは今回始めて名前が公開された。 

 

漫画「さよなら私のクラマー」(新川直司)7話より、どうする?キャプテン
(「さよなら私のクラマー」7話より)

左から、宮坂真琴、田勢恵梨子、岸歩、御徒町紀子。

特に宮坂と田勢は古い付き合いのようだ。

そのへんは少しづつ明らかになってくるだろう。 

作戦その2、予算の確保

1年生チームは、フットサルの大会の賞金を狙い都内に向かった。

恩田の中学時代の活躍で、近場のフットサル大会はことごとく出禁になっているためだ。

5人以上でのエントリーが必要だが、白鳥たちの遅刻で人数が足りない。

このままでは賞金どころか参加すらできない。

そんな時、場内を歩く彼女たちの目に、見たことのある顔が映った。

 

漫画「さよなら私のクラマー」(新川直司)7話より、ポエマー佃と天才井藤
(「さよなら私のクラマー」7話より)

ポエマー佃と天才井藤。

これを逃す手はない。

 

彼女たちは獲物を狙うワラビーズの射程内に入ってしまった。

漫画「さよなら私のクラマー」(新川直司)7話より、獲物を狙うワラビーズ
(「さよなら私のクラマー」7話より)

 

次回、このメンバーで大会に参加する姿が見れるはず。

あとがき 

部員たちの掘り下げが始まったね。

田勢キャプテンは周防と曽志崎が入部するきっかけになった選手だから、気になるところだった。

彼女たちの1年生時代はどんなだったんだろう。

痛ユニ問題で越前の反応が薄いのは、まんざらでもないのだろうか。

そして次回8話は面白くなりそう。

 

待望の第2巻は2017年1月17日に発売予定。

 

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