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午前3時の太陽

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「恋情デスペラード」3巻(アントンシク)恋のスタートラインと刀鍛冶

本・漫画 本・漫画-恋情デスペラード

漫画「恋情デスペラード」(アントンシク)(3) (ゲッサン少年サンデーコミックス)

「恋情デスペラード」はアントンシクによる漫画作品。

荒野を一人、徒歩での旅を続ける女渡世人、紋子。

人呼んで「刃雷のお紋」。

第3巻は、紋子の義手を作った人物が登場。

 

前回はこちら。

ツチグモ族の村と恋のスタートライン

日本一の夫を探す旅で、ついに恋の相手を見つけたかと思われた矢先にそれを失った紋子。

自暴自棄になり、砂漠を彷徨っているところを怪物・砂乱(すなおどろ)に食われてしまっていた。

砂乱のシビレ毒にやられながらも自力で抜け出すが、同時にツチグモ族の子供を助けることになる。

その縁でツチグモ族の村に宿を決め、彼らが“サンダー・イーグル”と呼び信仰している人物に出会う。

漫画「恋情デスペラード」(アントンシク)3巻より、恋のスタートライン

(13話「大いなる未完成の女」より) 

普段は人の姿をしているが、その正体は巨鳥グレート・テング・イーグル。

彼は三年に一度、想い人に会うために湖を訪れる。

おそらく長い時を生きている彼からすれば、これまでの紋子の恋は童の恋なのだ。

まだ恋に恋している段階、“もう恋なんてしたくねえ” など小賢しい考えなのだろう。

汝はやっと恋する女のスタートラインに立ったのだ。絶望などしている時か!

失うことを経験して、また始まる。

”いくつになっても、どの淵にあっても変わらず輝く”

紋子の真の恋はこれからだ。

 

ということで、今回のトキメキはしばしお休み。

代わりに、キューピッド役を買って出る。

漫画「恋情デスペラード」(アントンシク)3巻より、恋の涙じゃねえですかい?

(14話「サムライ砦は恋風だまり 序の幕」より) 

ツチグモ族は、土蜘蛛を駆る部族であることからその名がついている。

紋子の防弾合羽も土蜘蛛の糸を織り込むことで強化しているが、採取は危険を伴い高価なため自ら獲りに出かけたこともあった。

 

独自の文化を持つ彼らは、中央からはまつろわぬ民と呼ばれる存在。

そのため、幕府に従っているサムライとは相容れないのだ。

この部族の娘ジューンは、若いサムライと恋に落ちたという。

許されない恋路に悩む彼女を応援しようと、紋子はその相手、レナード・門太・呂澪を訪ねることに。

 

漫画「恋情デスペラード」(アントンシク)3巻より、ライオネル小隊長撃破

(16話「サムライ砦は恋風だまり 大詰め」より) 

ツチグモ族を襲う小隊との戦いでは、少々無茶をする。

新しい右手

紋子の右手の鐵手甲(ガントレット)は、加速装置として、銃として、必殺の一撃を生む起爆装置として活躍してきた。

これまでも破損はあったものの、今回の征夷騎兵隊との戦いでついに大破してしまう。

間に合わせのナマクラ刀も折れ、右手も使えない丸腰の紋子が向かう先は箱根の山中。

ここには、紋子の義手を作った鍛冶屋がいた。

 

かつて駿府の城主アーサー・トクガワJr の手から逃れ、この地にたどり着いた紋子は、ここで鍛冶屋を営んでいた宗貞とバーバラの夫婦に助けられる。

漫画「恋情デスペラード」(アントンシク)3巻より、鍛冶屋宗貞との出会い

(17話「マグマの母」より) 

衰弱しながらも、襲ってきた大蛇を左腕一本で切り伏せた。

切断された右腕は腐りかけ、息も絶え絶えだった彼女は、しばらくこの夫婦と共に暮らしたようだ。

新しい義手を用意できるのは、この親方しかいない。

最強の刺客?

紋子を追う幕府の役人・八州廻りだが、幕府側の狙いと駿府のアーサー側の狙いは別のようだ。

以前紋子を襲った八州廻りの一人、レイン文七が賞金稼ぎのディキシーお猟を雇っていたこともあったが、元々賞金をかけているのはアーサー側。

そしてアーサーは幕府に紋子を渡す気はない。 

むしろ生きたまま捕らえたいようだが、この辺はまた複雑な事情が絡んでいそう。 

アーサー直属の隠密部隊は八州廻りに先んじて紋子を見つける必要がある。

二つの勢力が裏でぶつかることも出てくるだろう。

漫画「恋情デスペラード」(アントンシク)3巻より、刺客夜叉子登場

(18話「黒髪の夜叉」より) 

駿府の目付役ダーク帯刀が送り込んできたのは、紋子にそっくりな格好をした刺客。

そして相当彼女を恨んでそうな様子。

黒装束の夜叉子。

あとがき

今度の刺客はなんだか強そうなの出てきたね。

紋子との間にどんな因縁があるのか。

アーサー・トクガワJr は、紋子に惚れている変態なだけの可能性も出てきた。

 

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