「さよなら私のクラマー」は新川直司による漫画作品。
月刊少年マガジンで2016年5月より連載を開始した。
8話は、久乃木学園の佃・井藤を加えたワラビーズのフットサル大会出場。
前回はこちら。
急造チームの躍進
男子サッカー部の飛鳥監督の説得に向かった田勢キャプテン他2年生チームは苦戦していた。
一方、フットサル大会の賞金を狙う1年生チームは思わぬ強力な助っ人を得て、順調な滑り出しを見せる。
普段と大きく役割が変わるのはゴレイロ(キーパー)を務める佃であるが、あこがれの大塩きゅんの言葉でやる気スイッチが入った。
ちなみに、彼は佃の中学時代の同級生らしい。
爽やかイケメンの何気ないセリフも佃の妄想にかかればこのとおり。
練習試合でも見せた破格のキック力を持つ彼女には適役でもあるのかも。
直接ゴールを狙う積極的な場面もあった。
そしてチームの一番の強みは恩田と井藤のコンビ。
急造チームにおいても息の合ったプレーを見せる。
このメンバーならそうそう負けることはないだろう。
ただ周防だけはフットサル未経験のようだ。
そんな中でやっかいそうなチームが一つあった。
どうやら佃や井藤と以前同じクラブチームに所属していたようだ。
彼女、九谷の所属するハイリーズは荒っぽいチーム。
なぜか井藤の事を敵視している。
「彼氏いねーだろ」がちょっと控えめ。
中学時代の井藤は無名の選手だった。
高校日本一のチームで天才と呼ばれ特別視される彼女も代表歴はない。
井藤の弱点はフィジカルである。
ボールを持ったときのテクニックはキレがあるが、フィジカルでは蕨青南のDFに当たり負けする場面も見られた。
クラブチーム時代の監督はそんな井藤をレギュラーとしては使いたがらなかった様子。
彼女の才能を惜しんだ佃は、久乃木学園へ一緒に連れてきた。
どっかで聞いたような話だが。
「女子サッカーは才能でなくフィジカルを求めている」
この言葉、監督の受け売りだろうか。
蕨青南の能見コーチとは逆の考え方。
そして、恩田の前では禁句の言葉。
加えて、伊藤のことを使い物にならない発言についに恩田がキレた。
そして、相棒、佃も黙っちゃいない。
あとがき
豪華メンバーで順調に勝ち進むだろうとは思ってたけど、一気に決勝に進んだね。
ちょっとあっさりしすぎかな。
次回、9話はフットサル大会決勝の対決がじっくり見られるだろう。
ポジション的にマッチアップは恩田。格の違いを見せつけて欲しい。
年明けには2巻が発売されるが、7話までか、8話までになるのか。
*8話からは3巻に収録される。