「夏目友人帳」は緑川ゆき原作のアニメシリーズ。
2016年10月より5期の放送中。
今回は第十一話、短命の白霧草をめぐる中級たちと夏目のエピソード。
前回はこちら。
白霧草と夏目の風邪
期末テストが終わり、冬休みを前に浮足立つ夏目たち。その帰り道で夏目は、三ツ岳に咲く短命の花・白霧花を見に行こうとしていた一つ目の中級妖怪と牛顔の中級妖怪の二人に捕まり、一緒に険しい崖を登る羽目になる。その翌日、夏目はすっかり風邪をひいてしまい、心配する級友と中級たち。責任を感じた中級たちは、熱さましの薬草を持つ妖怪「オオツノ」を訪ねるが――。
(あらすじ:アニメ 夏目友人帳 公式サイトより)
中級たちに連れて行かれた場所は険しいところで、ちょっとした登山となった。
白霧草の美しい様子を見ることはできたが、冬休み前の山は寒く、夏目は風邪をひいてしまう。
塔子の卵酒。
ニャンコ先生の好物だが、残念ながらこのときは留守だった。
あらためて思うけど、自分が風邪をひいた子の世話をしてるなんて、不思議な気分ね。
塔子は看病をできること自体はうれしそう。
これならたまの風邪も悪くない。
風邪が長引いていると聞いた多軌の提案で、友人一同からお守りが届いた。
夏目が守りたいと思っている人々や妖たちも同じように、彼のことを大切に思い守ろうとしている。
一方、責任を感じた中級たちは、よく効く熱冷ましの薬草を持つというオオツノのもとを訪ねる。
オオツノは、先日の長雨で石灯籠が倒れたことで不機嫌だったが、それを片付けることを条件に薬草をわけてくれるという。
その石灯籠がこれである。
中級たちはあまり力が強くないので重労働なわけだが、夏目に早くよくなってもらいたい気持ちから頑張る姿は健気だった。
結局のところ、薬草は人には効かないものだったようだが、その後夏目は元気になったし中級たちの薬が効いたと思いこんでいたので頑張った甲斐はあっただろう。
効かない薬を飲ませてしまった中級たちは、代わりに白霧草をお土産にしようと思いつく。
風に舞う花がきれい。
思いは伝わったよ。
一生懸命な中級たちがあほかわいいのだ。
短期間しか咲かない白く美しい花のように、人は妖にとって儚い存在。
でもだからこそ気になってしまうものなのかもしれない。
いつか散ると分かっていても、性懲りもなく見入ってしまうのだから
あとがき
いい最終回だった。
前回の流れからの塔子の看病シーンでほっこりする。
3年LaLa組ニャンコ先生が本編でも見れたのはうれしいね。
来年には6期の放送も決定した。
動画配信はdアニメストアが過去シーズンもカバーしている。
今期は13巻〜17巻の内容を使ってるから、あと1期分のストックはあるからね。(最新は21巻)
この「儚き者へ」は14巻の「夏目観察帳6」より。