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午前3時の太陽

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「とんがり帽子のアトリエ」1巻(白浜鴎)仕立て屋の娘ココと魔法の秘密

本・漫画 本・漫画-とんがり帽子のアトリエ

「とんがり帽子のアトリエ」(白浜鴎)1巻 (モーニングコミックス)

「とんがり帽子のアトリエ」は白浜鴎による漫画作品。

魔法使いに憧れる少女ココがある日偶然触れてしまった禁じられた魔法。

そのことが彼女の魔法使いへの道を開くことになる。

月刊モーニング・ツー2016年9月号から連載を開始した。

あらすじ

小さな村の少女・ココは、昔から魔法使いにあこがれを抱いていた。だが、生まれた時から魔法を使えない人は魔法使いになれないし、魔法をかける瞬間を見てはならない……。そのため、魔法使いになる夢は諦めていた。だが、ある日、村を訪れた魔法使い・キーフリーが魔法を使うところを見てしまい……。これは少女に訪れた、絶望と希望の物語。

街から離れた村の仕立て屋の娘ココは、魔法使いに憧れる女の子。

幼い頃に買った魔法陣の絵本を何度も読んで中身を覚えてしまうほどだった。

しかし、魔法使いの家に生まれない者には魔法は使えない。 

人々の生活に魔法は欠かせないものとなっているが、その正体は謎に包まれていた。

仕立て屋の娘ココと魔法の秘密

母と二人暮らしのココは家の手伝いも手慣れたもので、特に生地の採寸は上手だった。

その集中力と正確で丁寧な線は、店に布を買いに来ていた魔法使いも感心するほど。

「これこそ魔法だ」と言われた時のココの反応。

漫画「とんがり帽子のアトリエ」(白浜鴎)1巻より、魔法に憧れる少女ココ

(「とんがり帽子のアトリエ」1話より) 

表情から好き具合が伝わってくる。 

子供の頃に行った街の祭りで魔法の本を手に入れてから、自分にも使えるか試してみたことはあったようだが、やはり魔法使いとして生まれていない者には使えないのだと諦めていた。

 

そんなある日、彼女の家の近くに羽馬車がやってきた。

魔法の力を利用して空を飛ぶ乗り物だが、これの修理のためにココの家の作業場を提供することになる。

「とんがり帽子のアトリエ」(白浜鴎)1巻より、魔法はペンで描くもの

(「とんがり帽子のアトリエ」1話より) 

その際に、彼女は目にしてしまうのだった。

見てはいけないと言われていた魔法発動の瞬間を。

このことが彼女にとって悲劇を生む。

魔法使い見習いと弟子入り試験 

記憶を消される代わりに魔法使いキーフリーの弟子になることになったココ。

彼は、魔法使いの中枢である大講堂や街に住むことを好まず、人里離れた場所で暮らしている。

このアトリエでココの魔法使い見習いとしての生活が始まる。

漫画「とんがり帽子のアトリエ」(白浜鴎)1巻より、ココの魔法道具

(「とんがり帽子のアトリエ」3話より) 

師匠のキーフリーから提供された、ココの使う魔材(魔法道具)。

魔法の源である特殊インク魔墨(まぼく)は欠かせないが、杖となるペンは自分の扱いやすいものであればいいようだ。

後の試験ではこの部分の機転で乗り切ることになるが、将来的にココはどんな魔材を選ぶようになるのかも気になる。

 

キーフリーのもとにはすでに内弟子が3人いる。

人懐っこいテティア、マイペースなリチェ、ストイックなアガット。

正式な手順を踏んでの弟子入りではないココに好意的とは限らない。 

この先、魔法を学ぶにあたってこの姉弟子たちを納得させる必要もある。 

「とんがり帽子のアトリエ」(白浜鴎)1巻より、物心ついた時から魔法陣を描いてるアガット

(「とんがり帽子のアトリエ」2話より) 

本来であれば、一度だけ挑戦できる試験に受かって初めて弟子入りの資格を得るらしい。

ということは、見習いになってもいないものが魔法を扱うことになるが、魔法使いの家系に生まれたものの特権だろうか。

魔墨の使用の制限などで対処するのかな。

幼い頃からの修行を必要とする険しい道とすれば、世襲化は免れないところ。

 

憧れだけでなれる職業ではない。

ココは覚悟を見せなければならない。

漫画「とんがり帽子のアトリエ」(白浜鴎)1巻より、試験に挑むココ

(「とんがり帽子のアトリエ」4話より)

あとがき

終盤、すごいの出てきた。

設定もしっかりしてるんだけど、それを支える画力の高さが素晴らしいね。

ファンタジー好きならとりあえず買うべきだと思う。

 

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