「ゆるキャン△」はあfろによる漫画作品。
まんがタイムきららフォワードで2015年より連載を開始した。
クリスマスキャンプに向けて準備を進める野クルメンバー。
共通の友人斉藤を巻き込んでリンにも声をかけるのだったが。
一人じゃないキャンプの魅力も感じつつあるリンと、 どんどんキャンプに夢中になっていくなでしこ。 期末試験が終わった彼女たち、そして野クルメンバーの次のキャンプは…?
前回はこちら。
アウトドアショップで心躍る
期末テストが終わり、解放感に包まれた野クルメンバーは、駅前のアウトドアショップにやって来た。
なでしこはここへ来るのは初めてだ。
広い店内に並べられた商品に心奪われまくりである。
見るもの全てが魅力的であるが、差し当たって必要なのは、寝袋の下に敷くマット。
これからの時期、地面からの冷気を防ぐために必須のアイテムである。
実は前回のキャンプでも底冷えで目が冷めてしまっていたらしい。
ただし、彼女らの予算で手に入るものは限られている。
大垣と犬山の二人はアルバイトをしているが、なでしこも始める流れかもしれない。
そして新しい部員が増えれば部室と部費が手に入るのだが。
なでしこ風邪をひく
試験休みにリンと二人でキャンプに行くはずだったなでしこが、風邪をひいた。
前回で「なでしこ強い子元気な子」とフラグを立ててからのお約束である。
なでしこが自転車で行ける距離のキャンプ場を予定していたリンであったが、代わりに気になっていた場所に変更することにした。
そこは片道150キロとかなり距離がある。
いつもながら彼女の行動範囲は驚異的だ。
とういうことで、今回はリンのソロキャンプがメインであるが、そこになでしこのナビが付く新たな展開となる。
別行動でも一緒にキャンプをする気分を味わえるようにとの工夫で、合同キャンプへ向けた布石ともなるはず。
急遽目的地を変更したリンにとっても、観光地や休憩所など移動中に情報が届いているのは助かるだろう。
なでしこの食べ物情報は期待できる気はする。
なでしこの家にお見舞いに来た大垣も途中から参加。
リンが野クルのノリを苦手としているのも、大垣との性格の違いからくるものなのだろう。
この二人が和解すればみんなで一緒のキャンプも実現しやすくなる。
2巻で斎藤を誘い、3巻でリンを誘い、そしてどうなる?4巻、というところ。
リンの目的地は長野県の陣馬形山。
伊那、駒ヶ根経由で向かっていた。
途中2度の通行止めにあったが、ナビのおかげで切り抜けた彼女は、予定時間はだいぶ過ぎたものの無事に到着。
一人での夜道の寂しさと、友人の心強さを感じたであろう彼女の心境の変化に注目。
次巻でついに、実現か。
ちなみに各務原家のごはんは、大垣特製のほうとうであった。
桜の渋い顔。
こう見えても美味しい顔らしい。
あとがき
この巻から、ニコニコ静画で連載されている野クルの日々の活動を描いたスピンオフ「へやキャン△」も収録されるようになった。