夏本番ですね。
すでに旅行の計画を立てている人も、夏休み?何それと言う人も旅の気分を味わえるもの。
映画です。
今回ロードムービーの中から夏っぽい作品を5つ選んでみました。
それではいってみましょう。
或る夜の出来事
巨匠フランク・キャプラの代表作。
現在では「素晴らしき哉、人生!」の監督としてのイメージが強いかもしれない。
ジャンルとしてはラブコメディ。(スクリューボール・コメディ)
親に結婚を反対され、家出をして恋人の元へ向かう令嬢と、偶然バスに乗り合わせたスクープが欲しい新聞記者。
ニューヨークへ向かう長距離バスで反発しあいながらも、しだいに距離を縮めていく。
アカデミー賞主要5部門独占という、その後40年間破られることのない記録を打ち立てたが、日本の映画ファンにとって重要なのは本作のリメイク企画として「ローマの休日」が作られたこと。
オードリー・ヘップバーンが好きな人は観ておくといいかも。
It Happened One Night in 3 Minutes - YouTube
監督:フランク・キャプラ
出演:クラーク・ゲーブル / クローデット・コルベール
プリシラ
3人のドラァグ・クィーンによる、砂漠横断の旅。
衣装も化粧もケバいが、オーストラリアの自然と合わさった時の絵的な綺麗さはなんだろう。
田舎の偏見の残る町にあっても生き方への誇りと強い姿勢はかっこいい。
ゲイの役はゲイが演じるべきという意見には僕も賛成なんだけれども、本作はそんな意見はぶっとばす力を持っていると思う。
The Adventures of Priscilla, Queen of the Desert Official Trailer
監督:ステファン・エリオット
出演:テレンス・スタンプ / ヒューゴ・ウィーヴィング / ガイ・ピアース
エリザベスタウン
シューズメーカーのデザイナーのドリューは社運を掛けた企画で大損害を出し、居場所がなくなる。
恋人にも捨てられ自殺まで考えるが、妹からの電話で父の死を知らされる。
突っ込みどころもあるストーリーではあるが、僕はとても好きな作品だ。
エルトン・ジョンなどの曲が流れるドライブシーンはグッとくる。
オーランド・ブルームは旅が似合う。
監督:キャメロン・クロウ
出演:オーランド・ブルーム / キルスティン・ダンスト / スーザン・サランドン
サン・ジャックへの道
会社経営と家庭のストレスで薬に依存している兄のピエール、支配的で頑固なオバサン教師のクララ、アルコール漬けで家族にも見捨てられ一文無しの弟のクロード。互いを認めず険悪な仲の兄姉弟が、亡き母親の遺産を相続するため、フランスのル・ピュイからスペインの西の果て、聖地サンティアゴ・デ・コンポステーラまで1500kmにも及ぶ巡礼路を一緒に歩くはめになった。
(公式サイトより)
仲の悪い3人。母の最後の願いは、兄弟一緒に巡礼の旅をすること。
これが遺産相続の条件でもある。
それぞれの思惑で遺産が欲しい3人は、しぶしぶ受け入れる。
5作中、唯一の徒歩の旅。
長年の確執を時間をかけてほどいていく。
僕はこの映画でジャン=ピエール・ダルッサンを知った。
アル中だめオヤジがすごくハマってる。
「ル・アーヴルの靴みがき」では渋い役をやってたり。
【予告篇】サン・ジャックへの道
監督:コリーヌ・セロー
出演:ミュリエル・ロバン / アルチュス・ドゥ・パンゲルン / ジャン=ピエール・ダルッサン
シャー・ルク・カーンのDDLJラブゲット大作戦
インド映画ならこれ。
1995年の公開から今年の頭まで約20年間に渡ってロングランを続けてきた、インドの国民的映画。
前半は主人公がうざい。
方向性を間違った爽やかさ。
でも3時間観ているうちに、なんかかっこいい気がしてくる。
シャー・ルク・カーンとカジョールのコンビは最強。
難点は日本語字幕がおかしいところ。
機械翻訳丸出しでカオスだ。
考えようによっては、インド映画の濃さをより味わえるということ。
免疫のない人は「きっと、うまくいく」あたりでワンクッション置いてからのほうがいいかも。
Dilwale Dulhania Le Jayenge - NEW Trailer - YouTube
監督: アディティヤ・チョープラー
出演:シャー・ルク・カーン / カジョール / アムリーシュ・プリー
あとがき
夏休み欲しいです。
数年前に西日本途中下車の旅をやりましたが、予定を立てずにふらっと出掛けるのが好きなのです。
今年は近場で鎌倉散策でもしようかな。
とりあえずは映画を観て気分を高めてみます。
おすすめの作品があれば教えて下さい。
ではまた。