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「さよなら私のクラマー」12話(新川直司)チカ先輩

「さよなら私のクラマー」(新川直司)12話より、桐島千花の奮闘

「さよなら私のクラマー」は新川直司による漫画作品。

月刊少年マガジンで2016年5月より連載を開始した。

12話は、県予選決勝トーナメント、浦和邦成との試合が始まる。

今回はチカ先輩回。 

前回はこちら。 

試合開始

雨の中始まった浦和邦成と蕨青南との試合。

荒れたピッチが吉と出るか凶と出るか。

相手の浦和邦成はさすがに慣れている。

落ち着いたボールさばきでワラビーズを圧倒しシュートまで持っていく。

開始早々いきなりのピンチである。

技術と経験の差は如何ともし難いか。

「さよなら私のクラマー」(新川直司)12話より、こぼれ球を拾う恩田希
(「さよなら私のクラマー」12話より)

そんな状況を打破できるのは、そして活躍してもらわないといけないのは彼女だ。

恩田希、この試合の主役となれるか。

偵察部隊にもお地蔵さんと呼ばれ警戒が薄いうちにチャンスが欲しいところ。

彼女はこの大会まだオウンゴールのみである。

こぼれ球を拾ってこれから見せ場になるはずだった。

「さよなら私のクラマー」(新川直司)12話より、恩田とチカ先輩の対決
(「さよなら私のクラマー」12話より)

だがそのためにはチカ先輩(桐島千花)を何とかしなければいけない。

現時点では彼女が浦和邦成の中心になっている。

昨年の関東予選での久乃木戦、彼女には苦い思い出があるようだ。

その時のくやしさが彼女を支えている。

久乃木を倒して日本一になることは彼女たちの悲願。

番狂わせなど起こりそうもない。

「さよなら私のクラマー」(新川直司)12話より、久乃木を倒すのは私たちだ
(「さよなら私のクラマー」12話より)

そして天馬の毒舌ぶり。

少ないセリフで存在感を示してくる。 

 

ここまで謎なキャラなのが安達太良アリス。

彼女はきゅんこくファンであること以外よく分かっていない。

曽志崎愛用のリストバンドに反応していたが、後に交流が生まれるのだろうか。

「さよなら私のクラマー」(新川直司)12話より、きゅんこくのリストバンドに反応するアリス
(「さよなら私のクラマー」12話より)

前回のミーティングといい、曽志崎は浦和邦成に行ったとしてもうまくやれていたんだろうね。

だからこそチカ先輩はくやしいはずだ。

なぜ蕨青南だったのか、その理由はまだ見えてこない。 

「アンタがいれば久乃木になんてデカイ顔させないのに」 

ワラビーズはこの試合勝てないだろうけど、チームとしてのポテンシャルを観せてほしい所だ。

 

この回は4巻に収録予定。

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