「RWBY(ルビー)Volume 5」はモンティ・オウム氏とROOSTER TEETHによるアニメシリーズである。
今回は第5話、“Necessary Sacrifice”。
ホワイト・ファングのメナジェリー支部で動きがある。
彼らがベラドンナ家の活動をこのまま放置しているはずがない。
前回はこちら。
Chapter 5: Necessary Sacrifice
RWBY Volume 5: Chapter 5 - Necessary Sacrifice | Rooster Teeth
メナジェリーの人々
ファウナスの島メナジェリーでは、ブレイクたちがヘイヴン・アカデミー防衛の協力を呼びかけていた。
このままホワイト・ファングの襲撃が行われれば、人間とファウナスとの関係悪化は免れない。
そうなると、この島の人々も無関係ではいられなくなるだろう。
だが、他の大陸で暮らす人々とは違い、危機感を持っている者は少ない。
この島の歴史を考えればそれも仕方のないことで、実際に動けそうなファウナスは島外へ 出てしまった後だろう。
それでも、一般市民に理解してもらうことが必要であり、彼らのような弱者のために戦うことがホワイト・ファングの原点であったはずである。
そして、ブレイクの頭にはアダムの言葉が残っている。
「I will make it my mission to destroy everything you love.」
いつ彼女の家族が攻撃対象になってもおかしくない。
これは彼女がこれまで大事にしてきたものを守るための戦いでもある。
オスカーの葛藤
チームRWBY(ルビー)と一緒に訓練を重ねているオスカーは順調に力をつけてきていた。
オズピンが中にいるためもあるが、彼が表に出てない時でも自分の身を守れる程度には強くならなければならない。
ミストラル襲撃まであと少し。
できるだけのことはやっておきたい。
そんな中、オスカーは不安でいっぱいだった。
この短期間の環境の変化に対応してきているだけでもたいしたものなのだが、結果として命の危険にさらされることはストレスに違いない。
若者らしい将来への希望もあったはずだが、思い描いていたものとは違うかたちで叶おうとしている。
初めての実戦が、世界規模のものになる危険をはらんでいること。
その中で生き残ることの難しさを考えれば恐くて当然である。
もちろん、恐いのは彼だけではない。
それはリーダーのルビーだって同じ。
ビーコンでの戦いではかけがえのない仲間を失っている。
今度の戦いで皆が無事にいられるかどうかもわからない。
それでも前を向けるのは、ピュラやペニーへの思いがあるからだ。
彼女たちがもし自分と同じ立場であったなら、戦う道を選ぶだろうと。
たとえ困難な道であっても。
そのための準備はできている。
支部の動き
ホワイト・ファングのメナジェリー支部には、クーデターの報が届いていた。
代表のアルバイン兄弟も驚いた様子はなく予定通りといった感じ。
アダムの支配は組織の全体に及んでいて、反対派がいるのかどうかも定かではない。
はっきりしているのは、元指導者で現首長のギラ・ベラドンナたちが邪魔だということ。
イリアにとってはつらい任務が課せられるだろう。
新リーダーのアダムも、ブレイク関連の事になると冷静さを失うような様子が見られる。
こういうところから揺らいでいくんじゃないのかな。
後ろの人物画も気になるよね。
そして刺客になりそうな新キャラも登場。
コウモリのファウナスで名はユーマ(Yuma)。
雰囲気がクロウに似ている気がする。
あとがき
前回までに比べると地味な回である。
特に意外性もなく、行間を映像化したような印象。
問題は次に起こる事態、ブレイクたちに迫るホワイト・ファングの魔の手。
次回第6話はChapter 6: Known by its Song。
レイヴンとヤン、親子の対話。
▶「RWBY(ルビー)Volume 5」第6話 “Known by its Song” レイヴンの過去と秘密
月末にはVolume4のBlu-rayも発売される。