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「ハイリスクミッションセラピー」1巻(仲島歩)かわいいあの子と秘密の関係

「ハイリスクミッションセラピー」(仲島歩)1巻 (ジャンプコミックス)

「ハイリスクミッションセラピー」は仲島歩による漫画作品。

少年ジャンプ+で2017年8月より連載を開始した。

平凡な男子高校生に与えられた試練。

それは常に(社会的な)死と隣合わせの危険なものだった。

もんでもんであの娘をすくえ!ばれたら終わり!?あの娘とぼくの絶対秘密の医療行為ラブコメディー!!

(「ハイリスクミッションセラピー 1 (ジャンプコミックス)」より)

危険なミッション

江戸川純助(えどがわ じゅんすけ)は猫好きな男子高校生。

ストレスの多い毎日を生きるためには癒やしが必要である。

獣くさいと言われようと、テストの結果が思わしくなかろうと、クラスメイトのリア充ぶりを見せつけられようと、猫たちとたわむれる瞬間さえあれば乗りきれる。

平凡ではあるが、ささやかな幸せ。

「ハイリスクミッションセラピー」(仲島歩)1巻より、江戸川くんは猫が好き
(「ハイリスクミッションセラピー」1巻より)

そんな彼に波乱の日々がやって来ようとは。

菅殿いおり(かんどの いおり)は、まじめで控えめな清純派美少女としてクラスのアイドルであり、男子生徒たちの憧れであった。

はっきり言って高嶺の花である。

性格、容姿、家柄と非の打ち所のない完璧美少女と仲良くなれるなんて、彼のような一般生徒にはそうそうあるものではない。

しかも他人には言えない秘密の関係になるなんて、誰が想像できたであろうか。 

 

ある日、いつものように猫との時間を過ごしていた彼は、管殿さんの困っている場面に遭遇した。

青天の霹靂。

「ハイリスクミッションセラピー」(仲島歩)1巻より、管殿さんの発作
(「ハイリスクミッションセラピー」1巻より)

この申し出を断れる男子高校生など存在しない。

人助けのためなら尚更である。

彼女はモンデレラ症という奇病の持ち主で、一度発作が起こってしまうと、薬を飲むかマッサージを受けるかしないと治まらない。

要するに、おっぱいを揉めば解決するのである。

薬を切らして弱っていた彼女を助けたことにより、二人の秘密の関係が始まった。 

「ハイリスクミッションセラピー」(仲島歩)1巻より、まだおっぱいの感触が残っている
(「ハイリスクミッションセラピー」1巻より)

いつどんな理由で発作が起きるかわからないため、授業中や図書館などの公共施設でも注意が必要になってくる。

衆人環視の中でミッションを課せられた江戸川くんはどう立ち向かっていくのか。

 

概要だけを説明すると、すごくくだらない内容なんだけれど、テンポがよくて一気に読まされる。

特に読み切り版(0話)の勢いを保てるのならヒット作になりそう。

ただ長期連載は想像しにくいかな、ネタ的には。

エロ要素を起点にしていながら読後感が爽やかな点はいいね。

「ハイリスクミッションセラピー」(仲島歩)1巻より、管殿さんのお母さん
(「ハイリスクミッションセラピー」1巻より)

理解のありすぎる母親とか、菅殿さんのライバルになりそうなクラスメイト速瀬さんとか新キャラも登場してくる。 

陸上部の速瀬さんは、ふともものモンデレラ症で菅殿さんより積極的。 

「ハイリスクミッションセラピー」(仲島歩)1巻より、早瀬さんもモンデレラ症
(「ハイリスクミッションセラピー」1巻より)

シチュエーションも作りやすいところが有利だが彼女の頑張りにも期待したい。

 

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