「きみが死ぬまで恋をしたい」はあおのなちによる漫画作品。
コミック百合姫で2018年8月より連載を開始した。
特別だと思っていた「秘密兵器」のミミも、自分たちと変わらないところが見えてきて…?
前回はこちら。
ミミのことが苦手?
腕の怪我が落ち着き、学校へ復帰したシーナはアリとセイランと昼食をとっていた。
明け方近くに招集されたミミはまだ帰らない。
二人は、保健室でのミミの修復魔法を直接目にしていることもあり、興味津々の様子である。
切られた腕が回収できなかったために大変だと言われていた治療を、ミミは見様見真似でやってのけた。
その時、フラン先生の口にした「(ミミには)教えてない」の言葉は、手解きをしていないことを意味しているのかと思われたのだが…
他のクラスメイトたちとは明らかにかけ離れた力をミミは持っている。
本来は滅多に招集されないらしい14クラスから毎回のように参加している事に加え、あの性格である。
戦争が常に身近にあるこの環境で、ミミはあまりに天真爛漫すぎて、却ってその異様さを際立たせることになった。
そんな彼女をシーナが苦手に感じている事を、アリは気付いていた。
一緒に行動することが多くなっている四人の中では最も落ち着いていて、お姉さん的な印象の生徒。
ここ、いいよね。
ミミと過ごす時間が増えるに連れ、彼女が実は自分たちと変わらない普通の女の子で、怪我もするし痛みも感じていることが分かってきて、打ち解けてきつつある。
もっとも、シーナは周囲とは一線引いているところがあるので、人懐っこいミミのペースに戸惑ってしまうのも無理はないのである。
ミミにとってもシーナには特別なものを感じているようだし。
初めて会ったとき、ミミはシーナをママみたいな匂いがすると言っていた。
そして、フラン先生は現状彼女の保護者であるのだと。
もしかしたら、そのへんの認識を改める必要があるのかもしれない。
修復魔法を教えてないのは、ミミが使用することを想定していないだけではなく、教える必要がないのではないか。
先生のもとに届けられた荷物を見るに、以前のスルーしていたミミの言葉で引っかかってくるものがあるぞと。
とりあえずは、シーナのミミへの対応が向上したようでめでたしめでたしであるか。
単行本1巻は2019年1月18日に発売が決定!