「私以外人類全員百合」は晴瀬ひろきによる漫画作品。
2018年12月よりComic Walker・ニコニコ静画などのWebコミックサイトで連載を開始した。
実力派が描く。百合✕SFストーリー!
「普通」を愛する潤野茉莉花は、ある朝、通学中に女生徒同士がキスをしている姿を目撃した――。「君たちってそんな関係だったっけ…」と思いつつ学校に行った茉莉花。そこで遭遇したのは、女性だらけの学校。そう朝目覚めた時から、世界は女しかいない世界になっていたのだ。これは、少女たちの「愛」の在り処のお話。
新連載「私以外人類全員百合」始まります!
— 晴瀬ひろき@新連載始まるよ (@haruse) 2018年11月25日
Comic Walker他Webにて年内開始予定です。本日発売の少年エース1月号にあらすじなども少し載っているので、ぜひご覧ください。https://t.co/HCnPrCZltS
タイトルでちょっとでも惹かれた人は読んでみて欲しいです。 pic.twitter.com/1RlziunHmq
先日の作者のこのツイートがインパクト抜群であった。
これはもう読むしかない。
ある朝の違和感
「ふつう」であることをこよなく愛する女の子、潤野茉莉花(うるうの まりか)は、ある日世界が普通ではなくなったことに気付いてしまう。
学校の友人が女の子同士でキスをしているところを目撃したのをきっかけに、この世界には男が存在しないことを聞かされるのである。
それも歴史で習うほど昔にいなくなったという。
昨日までとはあまりにも違う周囲の様子に戸惑う茉莉花であったが、どうやらおかしいと感じているのは自分だけのようで…
彼女の通う銀嶺学園も共学のはずなのに、男子生徒の姿は見当たらず、クラスメイトたちもそれを気にしている者は誰もいなかった。
おかしいのは自分? それとも…
タイトルの「私以外人類全員百合」からして、彼女だけが異分子である存在。
パラレルワールドに迷い込んだのか、それとも記憶の改竄がされているのだろうか。
何者かが仕組んだのだとすれば、その目的は?
鍵になるのは扉絵に描かれているもうひとりの相手だが、彼女が茉莉花に恋をしたことが原因であることがまず考えられる。
その登場は次回以降のお楽しみ。
着ているものは制服のバリエーションのようにも見えるけど、時代が違っている可能性もあるしね。
偽装の恋人?
事態を解明するために情報を集めだした茉莉花は、隣のクラスの香散見りり(かざみ りり)と知り合い協力してもらうことになった。
彼女は校内でも話題のクール美人。
と見せかけて実はツンデレ系チョロイン。
相談に乗るに当たって恋人のふりをすることを提案してくるが、次第に茉莉花に惹かれていく葛藤する姿が見どころ。
元の世界に茉莉花が戻れることになれば、離れ離れになってしまう。
彼女にとっては実現しない方が幸せなのかもしれない。
しかし、そうも言っていられない状況になっていく。
誰もが幸せになるのは難しそうだが、彼女たちはどんな選択をするのかが楽しみである。
そして、タイトルの意味はどこまで有効なのか。
単行本1巻が6月25日に発売予定。