「乙女怪獣キャラメリゼ」は蒼木スピカによる漫画作品。
月刊コミックアライブで2018年2月より連載を開始した。
感情の高ぶりに呼応して大怪獣へと変貌する女子高生「黒絵」は、紆余曲折ありクラスのイケメン男子「新汰」と交際することとなる。そして迎えた新学期、新たなキャラクターも登場し、問題は山積みで……。
前回はこちら。
クラス替えと新キャラ登場
春休みの音楽フェスで起こった怪獣騒ぎの後、ついに南くんと付き合うことになった黒絵。
体質のこともあり、なるべく他人と関わらないように生きてきた彼女にとって大きな進歩である。
とは言え、感情のコントロールはまだ難しく、連日連夜ハルゴンが出現する事態となっているようだ。
そして、どうやら浮かれているのは南くんも同じらしい。
ノロケを聞かされる彼の妹も、「赤石さん」なる恋人のことが気になっているようで…
まだ名前は出ていないけれど、この妹はブラコンぽい雰囲気を醸し出していて今後の絡みが楽しみなキャラ。
偶然ながらも早速本人と接触している場面も見られた。
今回からクラスも変わり、新キャラも増えてくるのだけど一際目立つ人物が一人。
彼女は「らいりー」こと河野来夢。
メイクが特技でSNSでも人気のカースト上位女子である。
黒絵のポジション的には交わることのなかったタイプの生徒だが、自信を持つために変わりたいとの思いから意気投合し、相談に乗ってもらうことになるのだった。
メンヘラたんはそろそろ卒業だろうか。
素材的にはいい方なはずなので、少しだけ勇気を出せれば大きく変わる余地はある。
娘のかわいさを疑わない母親としては複雑な心境なのだろうけれど。
成長していく姿は喜ぶべきでも、南くんにやきもちを焼くところなど微笑ましい。
ジャンボキングは…どうだろうね。
クラスで受け入れられるようになれば、学校行事への参加も増えていくだろう。
修学旅行やキャンプや海水浴、大自然の中でのハルゴンの勇姿も楽しみだ。
ここ最近は南くん関連以外では怪獣化を抑えられているなと思いきや、そこを逆手に取った変身シーンも登場する。
自らの体質を嫌っていた彼女が、友達のためには人目に付くのも厭わない気概を見せるのだ。
黒絵の確かな成長を感じさせつつ、全体としては「らいりー」のインパクトが持っていった印象かな。
ちなみに、今度のクラスは真夏さんが一緒。
相変わらずかっけーッス。