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「さよなら私のクラマー」44話(新川直司)もう一度一緒にサッカーを

「さよなら私のクラマー」(新川直司)44話より、子供時代の田勢と宮坂

「さよなら私のクラマー」は新川直司による漫画作品。

月刊少年マガジンで2016年5月より連載を開始した。

 

前回はこちら。 

ポリバレントなフットボーラー

興蓮館高校を相手に追い上げを見せる蕨青南の選手たち。

中盤底に下がったキャプテンの田勢を中心に、女王に引けを取らない働きぶりである。

「さよなら私のクラマー」(新川直司)44話より、田勢の存在で中盤の連携が強固に
(「さよなら私のクラマー」44話より) 

守備陣は長い付き合いの2年生組中心なので連携を取りやすいというのもあるが、田勢自身が複数のポジションを経験してきていることが大きいようだ。

深津監督によると、CBとGK以外は一通りやったのではないかとのこと。

持ち前の性格と器用さで順応してみせる彼女は、中学時代から重宝されてきたらしい。

そうせざるを得ないチーム事情、要するに弱小チームで育ってきたが故なのだろう。

現在は前線で起用されることが増えているが、司令塔の方が向いているのかもしれない。

曽志崎もいるので贅沢な悩みになりそうだ。

「さよなら私のクラマー」(新川直司)44話より、白鳥家の本懐
(「さよなら私のクラマー」44話より) 

高校進学の時にはもっと強い学校に行くことも可能だったはずなのだが、田勢はあえてこの弱小校を選んで入学してきた。

憧れの選手が母校に指導者として帰ってくるのを期待してだと思われるが、直接の言及はされていない。

今回初めて、その情報元が近所のお好み焼き屋のおばちゃんだということが判明するのである。

この辺、すごく地元っぽい。

嘘か本当か定かではない噂に、それでも夢を見たんだろうね。

子供時代に参加したサッカー教室での一コマから、そのお好み焼き屋が実は身内の経営する店らしいことがうかがわれる。

「さよなら私のクラマー」(新川直司)44話より、憧れの選手のサッカー教室
(「さよなら私のクラマー」44話より) 

当時の出来事が憧れるきっかけになったのかどうか。

子供時代に会ったことがあるというのは、7話での回想と矛盾するので後付けなんだろうけど、こういうエピソードは好物だ。

 

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