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「さよなら私のクラマー」45話(新川直司)ワラビーズの原動力

「さよなら私のクラマー」(新川直司)45話より、ワラビーズを何度でも蘇らせる

「さよなら私のクラマー」は新川直司による漫画作品。

月刊少年マガジンで2016年5月より連載を開始した。

 

前回はこちら。 

ワラビーズの原動力

小学生の頃に参加したサッカー教室で、当時日本代表の選手だった能見奈緒子と出会った田勢たち。

子供相手でも手加減を知らない大人気なさに泣かされた彼女たちであったが、その経験は新たな夢に繋がっていく。

「さよなら私のクラマー」(新川直司)45話より、かかってこいワラビーズ
(「さよなら私のクラマー」45話より) 

ワラビーズの愛称は作中で蕨青南高校の女子サッカー部に対して使われている言葉で、どちらかというとあまり肯定的ではない印象がある。

弱小チームのイメージとして定着していることが理由だが、もともとは別の意味を持っていたのかもしれない。

その昔、一瞬だけ強かった時代があって、その頃も同じように呼ばれていたのだとすれば、あながちネガティブなだけのワードでもないのだろう。

もっと地域性のあるもので、今再び地元の人々を熱狂させることになったりして。

「さよなら私のクラマー」(新川直司)45話より、これほど指導者冥利に尽きることはない
(「さよなら私のクラマー」45話より) 

試合は残り時間もあとわずか。

依然としてどちらが勝つのか分からない状況である。 

この大会って両校優勝もあるのだろうか。

勢いのまま逆転勝ちをして欲しい気持ちもあるし、興蓮館相手に勝ってしまってもいいのかという気持ちもあるし。

育成用の大会としては十分な成果を出せたわけであるが。

「さよなら私のクラマー」(新川直司)45話より、恩田と九谷の対決
(「さよなら私のクラマー」45話より) 

この試合最後となるかもしれない恩田と九谷の対決が勝敗の行方を決定づけるのか?

開始前と違って、名前呼びになっているあたりがもうライバルになったんだなと感じさせる。

そろそろ次回あたりで決着かな。

今月号の表紙は興蓮館の2年生トリオで、単行本11巻の表紙にもなっている。

 

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