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「【推しの子】」(赤坂アカ、横槍メンゴ)これが究極の推し活か!? 人気アイドルをめぐる予測不能な新連載がスタート!

ヤングジャンプ新連載「【推しの子】」(赤坂アカ、横槍メンゴ)1話扉絵

「【推しの子】」は赤坂アカ(原作)、横槍メンゴ(作画)による漫画作品。

週刊ヤングジャンプで2020年4月より連載を開始した。

 

衝撃の新連載! 漫画界スター同士のタッグ結成――。

赤坂アカ驚異の2本同時週刊連載! 描き手には圧倒的に ”かわいい” ヒロインを描き出す横槍メンゴを据えた、かつてない切り口で描く最新作!

もし芸能人の子供に生まれていたらと考えた事はある? 容姿やコネクションを生まれた時から持ち合わせていたらと。この芸能界へのチケットが初めからその手にあったなら――

「【推しの子】」 (ヤングジャンプコミックス)より)

少年ジャンプ+では新連載記念として過去作「レトルトパウチ!」などの試し読み増量キャンペーンを行っているとのこと。

推しの子と運命の出会い

九州のとある田舎の病院で働くゴローはドルオタである。

推しは「B小町」のセンター、星野アイ。

場所柄なかなかライブには行けないが、可能な範囲で推し事に励んでいた。 

「【推しの子】」(赤坂アカ、横槍メンゴ)1話より、美しいものを見ると健康にいい
(「【推しの子】」1話より)

彼をそっちの世界に踏み入れさせたのは、研修医時代に出会った一人の患者との交流がきっかけらしい。

病気で入院中のその女の子は、自分と同じ年のアイドルに憧れ、夢を見ていた。

「もし芸能人の子供に生まれたらと考えた事はある?」

そうしたら、約束された未来が手に入るのかもしれない。

他愛もない一言ではあったが、生まれ変わりを願わずにはいられない理由もあった。

そんな言葉が現実のものになるとは… 

「【推しの子】」(赤坂アカ、横槍メンゴ)1話より、入院患者さりなの願い
(「【推しの子】」1話より)

連載開始の少し前に【】付きが正式だとの発表があった。

この言葉、告知で目にしてから読み終わるまでに印象が二転三転する。

一体、推しの子とは誰のことなのか?

もしかしたら主要人物みんな推しの子なのかも知れない。

 

画面の中だけでしか会えなかった推しが、お忍びで目の前に現れたら、しかも医師として彼女を担当することになったら、という思いがけない事態から物語は急展開を見せ始めるのだった。

「【推しの子】」(赤坂アカ、横槍メンゴ)1話より、便秘である可能性は?
(「【推しの子】」1話より)

一つ問題があるとすれば、彼は産婦人科医だということだろうか。

人目を避けてこんな田舎の病院に来るからには表沙汰にしにくい事情があるのだろう。

図らずも推しのアイドルの妊娠を知ってしまったわけだが、悲しんでいる場合ではない。

むしろ彼にしかできない推し方があるのである。

母になって家族を持つ幸せとアイドルとして夢を追う幸せと、周囲に隠しつつ両立させることができるのか?

この難題を、彼女を近くで支える立場で応援できるのは幸運と言えよう。

「【推しの子】」(赤坂アカ、横槍メンゴ)1話より、嘘はとびきりの愛なんだよ?
(「【推しの子】」1話より)

星野アイの特徴であるところの星が輝く瞳は、扉絵に登場する彼女の子どもたちにも受け継がれていて、スター性の強さを表しているのかもしれない。

おそらくは男女の双子で、片方ずつ仲良く分け合っているのだろう。

予告段階ではこの娘の方が主人公になりそうな印象だったがどうなるか。

前述の生まれ変わりのやり取りが伏線として、患者のさりなが再登場するのかどうかも注目したい。

その場合、双子の男の子の方になるんじゃないかという気がする。

顔は同じだろうけど、そっち!? みたいなね。

[第1話] 【推しの子】 - 赤坂アカ×横槍メンゴ | となりのヤングジャンプ

1話目は複数の漫画アプリで配信されているのでまずは読んでみてほしい。 

斜め上を行く展開に、目が離せない日々が始まりそうである。 

 

単行本1巻は2020年7月17日発売!

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