「小さいノゾミと大きなユメ」は浜弓場双(はまゆみば そう)による漫画作品。
月刊モーニング・ツーで2019年5月より連載を開始した。
13話は、引きこもりのユメがついにアパートの敷地の外へ!?
前回はこちら。
目を覚ますと身長12センチの体になっていた女子高生・小岩望実(こいわ のぞみ)が命からがらたどり着いたのは、ひきこもニートの大久保由芽(おおくぼ ゆめ)が住むアパートの一室。「私はアンタの妄想」というノゾミの宣言から始まったふたりの関係だけど、ノゾミが本当に妄想の存在なのかユメの疑念はふくらみ…?
(「前回までのあらすじ:小さいノゾミと大きなユメ」より)
ユメ、深夜のコンビニへ行く
ノゾミの生活の痕跡を発見したことで、彼女が実在する可能性を疑い始めたユメ。
決定的な証拠はないとは言え、今後の二人の接し方に変化は出てくるだろう。
ナエの考えるように、案外すんなり受け入れてもらえるかもしれないし、そもそも引きこもりのユメの生活にさほど影響があるとも思えない。
問題はそのことをどう切り出すのか、何かきっかけが欲しいところなのである。
そんな折、ユメがコンビニに行きたいと言い出した。
これまでの彼女の言動からすると、まさかの展開。
ここ最近ノゾミや花子と接したことで少し勇気が出たのか、と思いきや、限定コラボの商品が目的だった。
しかもドーナツである。
自宅に食料としてストックしてあるのは、値段や保存に適していることだけが理由なのではなかったということか。
むしろ主食にするくらいのドーナツ好きだった?
ということで、今回は深夜のコンビニ編である。
なるべく人に出会わない時間帯を選んで来店した彼女の、一番のハードルは店員となる。
深夜のコンビニだと話さなくても済む確率が高いし、ユメの格好でも目立つことは無さそうに思われた。
ところが、予想外にキラキラしたかわいらしい相手に心折れそうな様子。
近所のコンビニの店員がかわいいなんて本来プラス要素にしかならなそうなのに、現在の自分と比べて落ち込むらしい。
でも彼女のリハビリにはちょうどいい相手なのではないだろうか。
優しそうな雰囲気だし、通い慣れてくればそのうち癒やし空間になるのでは。
通い慣れるほど外出できるのかという疑問はあるけれど、ノゾミが一緒ならまた行ってみる気になれるかも。
ただ、今回のユメは酔っ払っていなかったように見えた。
妄想のノゾミの姿が現れるのって…
次回でついに言及されるのか?
単行本2巻は7月27日発売予定、アニメ化の決まっている他誌で連載中の「おちこぼれフルーツタルト」と同日である。
*発売日は2020年9月25日へ延期された。