「【推しの子】」は赤坂アカ(原作)、横槍メンゴ(作画)による漫画作品。
週刊ヤングジャンプで2020年4月より連載を開始した。
12話は、アイドルを目指すルビーにアクアは複雑な思いがあるようで…
前回はこちら。
単行本1巻の発売を記念してPVも公開された。
ルビーに地下アイドルのスカウトが!
母のようなアイドルになりたいと願うルビーだが、兄のアクアはそのことに難色を示していた。
妹を芸能界に入れないために、本人には気付かれないよう画策してきたのである。
五反田監督のもとで学んだ演技力がここにきて役立っている。
しかし直接スカウトされるとなると話は別で、実際に干渉するのは難しい。
現実味を帯びてきたアイドルへの道に喜ぶルビーと対照的に、家族としては心配なのだ。
特に地下アイドルは運営の体質やセキュリティなど不安要素も増えてくる。
彼女のためによかれと思ってやったことがむしろ逆効果かも知れなかった。
それだったら先日のオーディションで決まってくれた方がいくらか安心だっただろう。
ではどうすればいいのか? というのが今回のエピソード。
幼い頃はギャグ担当みたいな立ち位置だった彼女も、成長とともにやや落ち着きを見せ、母親であるアイに似てきている。
明るくてダンスも得意な彼女はなかなかの逸材なのである。
肝心の歌はこれからの頑張りにかかっているが。
今すぐは合格できなくとも将来的にはたどり着いてしまうのだろう。
ならば一層の事、自分たちの目の届くところで大事に育てたいという気持ちもある。
ミヤコとしてもそのことに踏み切れずにいたはずなのだった。
アイのようなお手本があったからこそ業界の厳しさをよく知っている。
娘として育ててきたルビーにそれを背負わせてもいいものか、またアイのように失いたくないとの思いで葛藤してきたに違いない。
だからこそ、彼女の決断の言葉は嬉しいものだった。
ルビーやアクアの覚悟を見たことで、自らも賭けてみることにしたのである。
そして、この場にいて欲しい人がもう一人いるよね。
インタビューの時系列が分からないので可能性としてはありなんじゃないかと思っている。