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「【推しの子】」13話(赤坂アカ、横槍メンゴ)双子たちの高校受験

「【推しの子】」(赤坂アカ、横槍メンゴ)13話より、アクアと有馬かなの再会

「【推しの子】」は赤坂アカ(原作)、横槍メンゴ(作画)による漫画作品。

週刊ヤングジャンプで2020年4月より連載を開始した。

13話は、同じ高校を受験することになったルビーとアクア。

 

前回はこちら。

【公式】『推しの子』PV - YouTube

単行本1巻の発売を記念してPVも公開された。

アクアは役者の道に進みたい?

アイドル部門を復活させる苺プロとの契約を果たしたルビー。 

デビューへ向けた練習の日々が始まるとともに、これから通う高校を決める必要があった。

「【推しの子】」(赤坂アカ、横槍メンゴ)13話より、苺プロと契約するルビー
(「【推しの子】」13話より) 

芸能活動に理解のある学校を選んでおけば、今後忙しくなるはずの彼女のスケジュール管理もしやすくなるだろう。

それを考えると受験前のタイミングで事務所に所属できたのは都合がよかった。

妹を守るために兄も同じ学校を選ぶだろうしね。

五反田監督に弟子入りしたアクアは、編集の手伝いなどしつつ裏方を目指している。

復讐が目的の彼にとっては、芸能人と接触する機会を得られるポジションを手に入れればいい。

あまり目立つよりは、動きやすい位置にいたほうがいいかもしれない。

「【推しの子】」(赤坂アカ、横槍メンゴ)13話より、アクアは役者がやりたい?
(「【推しの子】」13話より) 

ただ、アイの最後の言葉が消えないでいる。

初めて映画に出演した時、素人ながら監督の意図を汲み取った仕事をしていて、それが彼の持ち味となるのではと思われたのだが。

「すごい演技より、ぴったりの演技ができる役者になれ」と言われ満更でもない表情を浮かべていた。

その彼が、役者にはならないと言う。

弟子入りの日から現在に至るまで、多くの葛藤をしてきて出した答えだろう。

だがそれが本心ではないことは監督にはお見通しのようだ。 

「【推しの子】」(赤坂アカ、横槍メンゴ)13話より、アクアの高校受験
(「【推しの子】」13話より) 

まだ15歳、客観視できる感覚を持っているのは大事だが、まだまだ足掻いてみて欲しい。

彼を再びその気にさせるのがライバルとの出会いだったりするのだろうか。

二人が受験した東陽高校の芸能科には、かつて共演した天才子役・有馬かなが通っていた。

女優魂に火を付けたアクアのことを忘れられなかったようで、今度は彼女がアクアを役者の道に引きずり込む流れになりそうだ。

熱望していた再会を果たしたときの喜び方がかわいかった。

「【推しの子】」(赤坂アカ、横槍メンゴ)13話より、再会を喜ぶ有馬かな
(「【推しの子】」13話より) 

年は2つくらい上なのかな?

映画の話が来た時、アクアはまだ2歳にならない時期だったはずだけど、彼女はすでに子役として知られていたわけだし。

それでもかなり早熟な方だと思う。

同じ科の先輩としてルビーとの絡みができるのも楽しみだね。

ちなみに愛称は重曹ちゃんに決定した模様。

 

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