「MAO」は高橋留美子による漫画作品。
週刊少年サンデーで2019年5月より連載を開始した。
57話は、獣化の影響で眠りについた摩緒だったが…
前回はこちら。
これは、同じ「呪い」を背負う摩緒と菜花の “全てを終わらせる” 物語――
中学三年の黄葉菜花(きば なのか)はある門を通り大正時代に漂着。同じ「猫鬼の呪い」の陰陽師・摩緒(まお)と出会う。彼は寿命を操る秘法を継ぐのに必要な生贄。故に5人の兄弟子に命を狙われている。摩緒と百火は御降家愛の強い兄弟子・白眉に急襲されるも、なんとか退けることに成功。疲弊した一行が診療所に戻ると…
(前回までのあらすじ:「「MAO」(高橋留美子)57話 ―覚めない―」より)
乙弥の日常を垣間見る
白眉との戦いで獣化した摩緒は、消耗して眠りについた。
こうなるとしばらくは起きてこないだろう。
百火のおかげで一時的に脅威は去ったが、次の来襲に備え十分に回復しておきたいところ。
今回は、摩緒不在時の乙弥の日常が垣間見える。
普段から働き者で気の利く、頼りになる式神なのだが、診療所の仕事もある程度一人でこなせるようだ。
妖専門で診てくれるところは珍しいのか、患者がひっきりなしに訪れるもてきぱき捌いていく。
さすが摩緒が常駐させているだけのことはある。
この分だと百火の活躍の印象も霞んでしまったりして?
寝ている時の摩緒は危機回避能力が働くのか、普段よりも鉄壁かもしれない。
これが猫鬼の加護とやらと関係があるのかどうか。
菜花は前に力技で起こしてた気がするけどね。
何をしても起きそうにない摩緒の代わりに、菜花と百火が乙弥を手伝い働くことになるのだが…
結果はお察しのとおりである。
次回からは新展開とのことだが、5人目が登場するのかそれとも白眉の野望が動き出すのか。
あるいは幽羅子について掘り下げるのもありかな?
華紋はこのあたりのことについて知らなかったのだろうか。