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「BURN THE WITCH」3話(久保帯人)ドラゴン違法飼育事件に隠された罠

「BURN THE WITCH」(久保帯人)3話より、魔陣隊の長官ブルーノ登場

「BURN THE WITCH」は久保帯人による漫画作品。

2018年7月に週刊少年ジャンプで創刊50周年記念企画の一つとして読切掲載され、2020年8月よりシリーズ連載を開始した。

全4回になるとのこと。

 

『BLEACH』の久保帯人、全世界待望の最新作!!

2018年に圧倒的反響を呼んだ最新読切が待望のシリーズ連載化!! 魔女たちが、今再びリバース・ロンドンを飛ぶ!! 全4話シリーズ連載開始!!

「BURN THE WITCH」 より)

 

前回はこちら。

 

久保帯人最新作『BURN THE WITCH』シリーズ連載開始記念PV - YouTube

バルゴが討伐対象に

ドラゴンの違法飼育の報を受けて現場へ向かったニニー&のえるの前に現れたのは、ウイング・バインドの幹部の人間だった。

最高意思決定機関「トップ・オブ・ホーンズ」を構成する各部隊の隊長の一人、魔陣隊(インクス)のブルーノ・バングナイフである。

尤も、のえるは彼らの存在に興味がなさそうだが。

「BURN THE WITCH」(久保帯人)3話より、ブルーノを知らないのえる
(「BURN THE WITCH」3話より) 

先日のバルゴが起こした騒動に対して激しい憤りを見せていた人物で、自ら乗り込んで解決しようとしているらしい。

実際、リバース・ロンドン市内にダークドラゴンが侵入したのは100年振りの大事件とのことで、上層部が厳罰に処す考えを示したとしても不思議はない。

問題は、なぜ彼がこの現場で待ち構えているのかということである。

まるで、違法飼育の件が囮であったと言わんばかりだ。

しかも、容疑者はニニーの友人という徹底振り。

これらが全て意図的に行われたとするならば、組織のことが信じられなくなりそう。

「BURN THE WITCH」(久保帯人)3話より、表にも魔力の高い人間が生まれることがある
(「BURN THE WITCH」3話より) 

フロント・ロンドンの街の人々は、ドラゴンやもう一つの街の存在を知らずに生活している。

そんな中、ニニーやのえるはドラゴンに関わる仕事をしながら表でも活動しているのである。

特にのえるは現役の学生なので、向こうが本来の居場所である可能性が高いだろう。

彼女たちが魔女として働くようになったきっかけは何なのか。

おそらくこのあたりの経緯が違法飼育問題の落とし所になるのかもしれない。

「BURN THE WITCH」(久保帯人)3話より、バルゴを救出するのえる
(「BURN THE WITCH」3話より) 

すでに被害を出しているバルゴは討伐対象として追われることになるが、上層部の言い分も尤もなので放免は難しいだろう。

ブルーノ自身、ニニーたちを巻沿いにすることも辞さない方針らしいのが厄介だ。

次回が最終回、どう纏めるのか予想がつかない。

尸魂界西梢局の設定が生かされる流れになるのだろうか。

 

1巻は2020年10月2日発売、同日にはアニメ版の公開も予定されている。

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