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「【推しの子】」18話(赤坂アカ、横槍メンゴ)芸能界へようこそ

「【推しの子】」(赤坂アカ、横槍メンゴ)18話より、アクアとルビーの入学を歓迎する有馬かな

「【推しの子】」は赤坂アカ(原作)、横槍メンゴ(作画)による漫画作品。

週刊ヤングジャンプで2020年4月より連載を開始した。

18話、ドラマでの役者デビューを果たしたアクアは芸能界への道を歩み始める。

 

前回はこちら。

『今日あま』のパーティーにて

無事にドラマの収録を終え、打ち上げパーティーへとやってきた星野アクアと有馬かな。

二人が共演した最終回は、それまでの評価を覆してネットの一部で話題になっているようだ。

アドリブで主演モデルの感情を引き出してみせた例のシーンも、何度も通用するとは限らないので、結果として効果的な演出と捉えられた面もある。

「【推しの子】」(赤坂アカ、横槍メンゴ)18話より、ドラマ撮影後のパーティーに来たアクアと有馬かな
(「【推しの子】」18話より)

アクアとしてもその存在を印象付けることに成功したのではないだろうか。

ここぞという場面で見事に演じてみせた重曹ちゃんと共に、これから活躍の場を広げていくのが楽しみだ。

ライバルとは別の感情も生まれたようであるし。

さりげなく恋人の有無を確認しているところとかもうね。

アクアは鈍いタイプではないと思うけど、その気にさせるのは難しそうなので頑張って欲しい。

そして彼女にとってはもう一つ嬉しいことがあった。

「【推しの子】」(赤坂アカ、横槍メンゴ)18話より、原作者にお礼を言われる有馬かな
(「【推しの子】」18話より)

原作漫画の作者が、彼女の仕事ぶりを評価してくれていたこと。

以前、撮影現場を見学したときに失望の表情を浮かべていたのが堪えたと話していたが、それでもドラマ化を受けてよかったと思える何かを残せたという事実は、今までの苦労が報われる思いだっただろう。

原作ファンの一人としても忘れられない瞬間になるのでは。

 

逆にプロデューサーの鏑木がアクアのことを評価していた点はちょっと意外だったかな。 

重曹ちゃんに対するコメントがあまりいい印象ではなかったけど、割と話せる人なのかも知れないなと。

良くも悪くもしたたかなタイプか。

「【推しの子】」(赤坂アカ、横槍メンゴ)18話より、アイの情報を得る交換条件
(「【推しの子】」18話より)

その分、アクアとしては付き合いやすくなる可能性もある。

アイに関する情報提供の交換条件として、恋愛リアリティショーへの参加を提案されたことで次の仕事も決まりそうな感じ。

母親似で顔はいいので人気が出たりなんかしたりして、重曹ちゃんもうかうかしてられなくなるかもね。

 

単行本2巻は2020年10月16日に発売。

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