「小さいノゾミと大きなユメ」は浜弓場双(はまゆみば そう)による漫画作品。
月刊モーニング・ツーで2019年5月より連載を開始した。
17話は、ユメが大きいノゾミの謎に迫る?
前回はこちら。
目を覚ますと身長12cmの体になっていた女子高生・小岩望実(こいわ のぞみ)が命からがらたどり着いたのは、ひきこもニートの大久保由芽(おおくぼ ゆめ)が住むアパートの一室。事情を聞いたユメは、ノゾミが元の大きさに戻る手がかりを求めてノゾミとそっくりの"大きいノゾミ"と接触を試みるも失敗に終わり…!?
(「前回までのあらすじ:小さいノゾミと大きなユメ」より)
宣伝画像忘れてた‼ pic.twitter.com/mdwjRzY4gp
— 浜弓場 双 (@sou_hmymb) September 24, 2020
「小さいノゾミと大きなユメ」2巻と「おちこぼれフルーツタルト」5巻が同時発売された。
大きいノゾミを追え!
小さくなった原因を探る鍵になるかも知れない女子高生 "大きいノゾミ" への接触に失敗してから、ユメは新たな作戦を思いついていた。
それは、彼女の後を追って学校へ行くというものである。
実際は素性を調べるために尾行するつもりなのだろうが、ノゾミにうまく伝わっていないらしい。
確かにJKのコスプレをするにはいろいろキツそうだ。
ここのところ酔っ払っている姿は見られないが、そもそも素面の状態でも十分に挙動不審なのである。
しかも一番人通りの多い時間帯に外出するということで、ユメの許容量を超えてしまわないか心配になってくる。
でもこのやる気はとてもいい傾向なんじゃないだろうか。
早朝のゴミ出しさえ一苦労だった頃を思えば、随分と成長したものだ。
今回はノゾミも側に付いていないのにすごく頑張っていた。
ただ尾行の方は壊滅的に下手くそだったけれど。
例の大きいノゾミはユメの気配を常に感じ続けながら下校時間を過ごさなければならないわけである。
街で買い物に寄ったのも不審者を警戒してのことだったんじゃないだろうか。
まさか最後までついてくるとは思ってもいなかったかもしれない。
しかもどうやら、前回の接触失敗と同じ日のようなのだ。
もうユメも完全にヤバいやつ認定不可避な事態ではないか。
この機会を逃すと二度とチャンスは訪れない可能性すらある。
むしろこれでよく職質を切り抜けられたなと。
結果的にノゾミの考えた作戦が有効であることは証明されたのだが。
優しそうな子でよかったよ。
彼女の反応から、日常生活を問題なく送れているらしいことがうかがわれる。
これで何者かが入れ替わっているのではないかとの線が揺らいできた。
しかも一人っ子。
演技なのかか素なのか、逆にノゾミたちが偽物の可能性も無くはないが、それだと狙われる理由が分からなくなってくる。
ユメには引き続き頑張ってもらわないとだね。
完結の単行本3巻は2021年3月23日発売!