「あやかしトライアングル」は矢吹健太朗による漫画作品。
2020年6月より週刊少年ジャンプで連載を開始した。
21話は、人妖・日喰戦ついに決着する?
『ToLOVEる』矢吹健太朗最新作!
不思議な妖怪「妖(あやかし)」がいる日本。妖と戦う忍者「祓忍」の風巻祭里は、幼なじみで妖が好きな少女・花奏すずを守るべく日々妖と戦う。だがそこに猫の妖シロガネが現れて...? 妖の禁術で女の子になってしまった祭里。幼馴染のすずを妖から守れ!
(あらすじ:「あやかしトライアングル」(矢吹健太朗)より)
前回はこちら。
人妖撃破に必要なもの
人妖・日喰想介(ひのじき そうすけ)の能力・影喰(かげばみ)によって窮地に立たされたすずとシロガネ。
間一髪のところで、死んだと見做されていた祭里が復活を遂げるのだった。
しかも男の姿としてである。
ただし、性醒流転の術が解けたわけではないようだ。
身体を覆っていたシロガネの妖気が喰われたために、一時的に戻っているだけなのだという。
この場を切り抜けてしばらく補充されれば、また女の姿で暮らしていくことになるだろう。
人妖を相手に退くのも容易ではないのだけれど。
以前の恋緖の見立てでは、祭里の性別による戦闘能力はさほど変わらない印象を受けた。
それも彼の格闘センスの賜物なのだが、今回に限って言えば男に戻ったとしてもパワーアップを期待できないことを意味している。
ではどうするのか。
すずの折り紙だけが有効だった点が攻略のヒントになるだろう。
シロガネとの違い、というより人と妖のエネルギーの質の違いに祭里は目を付けていた。
防御も固く、有効距離もステルス性能も申し分ない日喰がなぜ死角を狙おうとするのか。
実はそこに知られたくない秘密があるのではと。
それも臆測でしかないのだけれど、逃げずに勝負にいった祭里を褒めるべきかな。
この場合、退却することを選んだ方が危険かもしれないので覚悟を決める必要はあったと思う。
あとは狙いがうまく決まるのかどうかだ。
今回のエピソードでTS要素はむしろ活性化される方向に向かっているようで安心した。
そんな頻繁にとはいかないだろうけど、いいとこ取りの下地はできたのかなと。