「あやかしトライアングル」は矢吹健太朗による漫画作品。
2020年6月より週刊少年ジャンプで連載を開始した。
23話は、すずがシロガネの後を継いで妖の王に就任する。
『ToLOVEる』矢吹健太朗最新作!
不思議な妖怪「妖(あやかし)」がいる日本。妖と戦う忍者「祓忍」の風巻祭里は、幼なじみで妖が好きな少女・花奏すずを守るべく日々妖と戦う。だがそこに猫の妖シロガネが現れて...? 妖の禁術で女の子になってしまった祭里。幼馴染のすずを妖から守れ!
(あらすじ:「あやかしトライアングル」(矢吹健太朗)より)
前回はこちら。
人と妖の間を取り持つために
力を失ったシロガネの代理として、妖の王になることを決めたすず。
それに伴い、風巻家に居候していたシロガネも花奏家に移籍することに。
きびだんごを理由にすずが祭里の元に通う日々にも変化があるのだろうか。
むしろ理由がいらなくなったというところかな。
さっそく一緒にお風呂なんてうらやましい状況になっている。
廃墟での戦いでずいぶん汚れたからとのことだったが、肉体を持たない妖にもその理屈は通用するのだろうか。
じいちゃんの言うように、今度は祭里が洗われる日が来ないとも限らない。
ルーの家のお泊り会では異魂に邪魔されたけれど、みんなで洗いっこするのも十分にあり得る話だし。
また次のイベントに期待したいね。
すずの就任については、シロガネ直々の指名であるのに加え子供の頃から見知った顔が多いのもあって、思ったよりもすんなりと受け入れられたようだ。
問題はそれを近くでサポートしようとする祭里に対しての感情だろうね。
すずを危険から守るためとは言え、少し前までの彼は問答無用で妖たちを遠ざけてきた。
もともとすずと仲良くしていた妖たちからすれば、勝手な言い分なのである。
祓忍の仕事は人に害をなす妖を祓うのが主な業務だが、両者の間で平和が保たれているならそれはそれで好ましい状態と言えるだろう。
なので、すずのやろうとしていることと本来的には一致するわけなのだ。
ただし力を付けた今だからこそ分かるようになったことなのかなと。
そこのところを認めてもらうのが祭里の当面の役目になりそう。
要するに仲直りをしましょうと。
かつての知り合いタヌマロに、今一番困る状況を幻術で再現された祭里。
一体何を見たんだろうね。