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「【推しの子】」28話(赤坂アカ、横槍メンゴ)女優・黒川あかね

「【推しの子】」(赤坂アカ、横槍メンゴ)28話より、女優モードの黒川あかね

「【推しの子】」は赤坂アカ(原作)、横槍メンゴ(作画)による漫画作品。

週刊ヤングジャンプで2020年4月より連載を開始した。

28話、みんなで作った動画の結果は?

 

前回はこちら。

あかねが復帰することに

「【推しの子】」(赤坂アカ、横槍メンゴ)28話より、仲間たちの動画を目にした黒川あかね
(「【推しの子】」28話より) 

仲間たちがSNSにアップした動画によって炎上は収束を見せ、あかねの番組への復帰が決まった。

普段の仲の良さが知られたことで誹謗中傷は減るだろうが、自衛の手段の必要を思い知らされる出来事だった。 

具体的には、何かキャラ付けをするとよいのではという点である。

あかねの場合、もともと本名で活動している上に素の自分で挑もうとしたことでダメージが大きくなった部分があるだろう。

女優であることが却って邪魔をしてしまったのかもしれない。

特に子役出身だったりすると変にキャラを作りにくいことも考えられるし。

「【推しの子】」(赤坂アカ、横槍メンゴ)28話より、アクアの好みの女の子を演じることにした黒川あかね
(「【推しの子】」28話より) 

そこで他の出演者たちの提案は、アクアの好みのタイプを演じてみることであった。

この流れ好きだな。

今の所フリーなのはアクアだけだしね。

当初の期待通りの展開に、外堀を埋められつつ進んでいっている状態。

しかもそれが往年のアイドル・B小町のアイにつながるというのがすごい。

メムもアクアの出した条件からよく思いついたなと。

「【推しの子】」(赤坂アカ、横槍メンゴ)28話より、黒川あかねに複雑な思いを持つ有馬かな
(「【推しの子】」28話より) 

具体的な人物像があれば、 それを演じるのはあかねにとって得意分野である。

故人であっても映像記録の多い元人気アイドルなので、仕草や癖もコピーしやすく、また洞察力の優れた彼女にかかれば内面的なものもその対象となるようだ。

彼女がメモ魔であるという点も、役作りのために必要な情報を逃さないために身に付いたものなのかもしれない。

黒川あかねは、ただの若手女優ではなかった。

同い年で芸歴の長い有馬かなから見ても、複雑な感情を抱いてしまうほどの存在。

「【推しの子】」(赤坂アカ、横槍メンゴ)28話より、役作りをする黒川あかね
(「【推しの子】」28話より) 

役に入るときの彼女は別人のようで怖いくらいだ。 

普段のちょっとポンコツな分、こっちに振り切っているくらいでバランスが取れているのかな?

これだけの力がある役者ならば、なぜ炎上のときに業界関係者からのフォローが目に付かなかったのか。

この情報収集と分析力の高さでアイについて深堀りするのは少々危険な気もするけれど、アクアにとっても助けになったりするのだろうか。

そして、周囲の期待通りアクアを落とせるか?

重曹ちゃんには悪いけど、この二人には仲良くなってもらいたいよね。

 

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