「MAO」は高橋留美子による漫画作品。
週刊少年サンデーで2019年5月より連載を開始した。
74話は、双馬に接触する白眉の狙いとは何か。
前回はこちら。
これは、同じ「呪い」を背負う摩緒と菜花の “全てを終わらせる” 物語――
15歳の黄葉菜花(きば なのか)は大正時代にて同じ「猫鬼の呪い」の摩緒(まお)と出会う。彼は陰陽師の名家・御降家の後継者5人が狙う生贄。未だ続く5人の兄弟子と想い人・紗那との因縁を清算する! 獣を宿す呪いを受ける加神家。その呪いを操りたい一族の次男・双馬は兄弟子・白眉と邂逅。白眉は彼を焚き付け――
(前回までのあらすじ:「「MAO」(高橋留美子)74話 ―双馬の望み―」より)
百火も合流
獣を制御できなかった双馬の兄は、一連の通り魔事件の被害者として片付けられた。
だが不可解なことに、その後の加神家の人間が全員行方不明になっているのだという。
その情報を摩緒たちにもたらしたのは最近ご無沙汰気味の百火である。
彼もまた独自に事件を追っていたらしい。
人のものとは思われない手口だからか、軍による介入が疑われるからかのどちらがきっかけになったか不明ながら、協力が得られるとしたら心強い限りである。
次男の双馬が摩緒の元で治療を受けていることで、再び白眉との対決が待ち受けているだろうし。
表向きはともかく当面は味方ということで。
菜花にかかると兄弟子もツンデレ扱いだね。
双馬が一度屋敷に戻った時、家族の姿が消えていたのは白眉に人質として拉致されたということでいいのかな?
あるいは盗人の一族として最終的に全員葬るつもりなのだろうか。
獣を自らの力で操りたい双馬の気持ちを利用して、摩緒を誘き寄せるための餌とする上で、もし本当に使いこなせるのなら儲けものくらいの扱いかな。
現時点の双馬では望み薄に思えるけれど。
彼との連絡役に現れたのは初登場のキャラ。
目の感じから式神ではなさそうで、貂子に近い存在なのかなという印象。
弟たちの話題を出して牽制しつつ小さな道具を渡していたけれど、これで摩緒に何をするつもりなのか。