「あやかしトライアングル」は矢吹健太朗による漫画作品。
2020年6月より週刊少年ジャンプで連載を開始した。
29話は、すずの妖巫女の力を引き出そうとするシロガネたち。
『ToLOVEる』矢吹健太朗最新作!
不思議な妖怪「妖(あやかし)」がいる日本。妖と戦う忍者「祓忍」の風巻祭里は、幼なじみで妖が好きな少女・花奏すずを守るべく日々妖と戦う。だがそこに猫の妖シロガネが現れて...? 妖の禁術で女の子になってしまった祭里。幼馴染のすずを妖から守れ!
(あらすじ:「あやかしトライアングル」(矢吹健太朗)より)
前回はこちら。
すずの成長の鍵は祭里にある?
先日、祭里たちの前に現れた髪の長いすずの正体について、画楽には思うところがあるようだ。
それは彼女の中に眠る妖巫女としてのすずなのではないかと。
実際そんなところなのだろう。
そして、力を引き出すためにはもうひとりのすずの存在が欠かせない可能性もある。
これまですずの妖巫女の力が大きく成長した場面では祭里が関わっていて、彼を大事に思う心が原動力になっているのかもしれない。
そこで意図的に関係をこじらせて精神負荷をかけてやれば成長を促せるのではないかとの考えに辿り着いた画楽たちの作戦は…
すずにとって祭里との間での心配事と言えば、何気にライバルが多いことだろうか。
ヤヨルーの二人が二ノ曲先輩を推しているようなのもやや不安要素かな?
今回のシロガネはその部分で妨害を図るのである。
ただし大した力は使えないのでささやかなもの。
シロマツ様とルーが名付けたコックリさん的占いにおいて、コインの動きをかけて争うという元妖の王とは思えない所業。
そりゃシロガネだって泣きたくもなるだろう。
こういう平和的なやり方も悪くないけれど。
妖巫女の力の成長につながったのかは分からないが、すずをもやもやさせることには成功しそうだ。
気になるのは、今のすずが何かを忘れているとされていること。
妖巫女の器となる者が代々受け継ぐ記憶が存在しているということだろうか。
それともすず本人が記憶を失っているとか?
いずれにしても妖巫女本来の力を発揮するにはこのあたりを解決する必要があるのだろうね。