「あやかしトライアングル」は矢吹健太朗による漫画作品。
2020年6月より週刊少年ジャンプで連載を開始した。
33話は、すずの境遇にあせる祭里だが…
『ToLOVEる』矢吹健太朗最新作!
不思議な妖怪「妖(あやかし)」がいる日本。妖と戦う忍者「祓忍」の風巻祭里は、幼なじみで妖が好きな少女・花奏すずを守るべく日々妖と戦う。だがそこに猫の妖シロガネが現れて...? 妖の禁術で女の子になってしまった祭里。幼馴染のすずを妖から守れ!
(あらすじ:「あやかしトライアングル」(矢吹健太朗)より)
前回はこちら。
祭里の迷走
画楽と妖巫女の前世からの因縁に対して、祭里は思った以上に気にしているようだ。
当代のすずだけなら問題にはならないが、忘れていた記憶が戻った時にどうなるのか予想が付かない点は確かに心配である。
各時代の妖巫女たちにはそれぞれの人格があって、そっちがメインになると思われるが、前世の記憶を持った上での事だったはず。
すずの場合はこれまでとは違い特殊なケースになるだろう。
妖巫女としての力を強化するためとは言え、画楽に接触する機会を回避させたい祭里は、理由を付けて連れだそうとするのだった。
ただ、ちょっと誘い方を間違った感はある。
女体化してもふんどし派を貫き、制服以外はそれまで通りの格好で過ごしてきたけれど、ここが転機となったりして?
今回は恋緒も含めたお買い物デート編といったところ。
彼らの住む小美呼市はけっこう田舎の方なのかと思いきや、中心部には割と高い建物もあってそこそこの規模の街なのかも知れない。
恋緒が参加したことにより服選びに積極的な姿勢を見せるが、それはそれで心配の種になりそうなのである。
もし身体の変化に精神が影響されていっているのなら、術の解除を急ぐために早めに強くなりたいところ。
その点、恋緒は祭里が男でも女でもいいというスタンスなので 当てにはできないのだ。
むしろライバルだしね。
匂いフェチはここでも健在。 仕込み用の着替えを予め用意していた周到さは、いざとなれば頼りになりそうだけどね。
もっと力をつけなくちゃと考えるすずが次にする行動はどうなるのか。
若干裏目に出てしまった気がしないでもない。
ただこれでヤヨルーたちと出かける時の服は手に入ったわけだ。