「リトルウィッチアカデミア」は吉成曜監督によるアニメ作品。
第7話は、アッコにとってルーナノヴァでの初めての試験が行われる。
前回はこちら。
あらすじ
ポラリスの泉で心を入れ替えたアッコは、少しでもシャリオに近づきたいと授業を真面目に受けるようになる。アーシュラも協力してくれるのだが、相変わらず基礎魔法すらうまく使えないでいた。そして始まる初めての試験。しかしアッコは何をやっても落第点。実技試験ではついに被害者をだしてしまい、フィネランから魔法哲学の試験も落第点だった場合、退学処分にすると告げられてしまう……
(あらすじ:TVアニメ『リトルウィッチアカデミア』公式サイトより)
予告編動画
TVアニメ『リトルウィッチアカデミア』第7話「オレンジサブマリナー」予告 - YouTube
やる気を出したアッコ
ポラリスの泉で学生時代のシャリオの姿を見て以来、アッコはやる気になっていた。
頑張って勉強して、少しでもシャリオに近づきたい。
優等生ではなかったシャリオが、努力であの実力を手に入れたのなら自分だって何とかできるようになるかも知れない。
この真っ直ぐなところがアッコのいいところだ。
ルーナノヴァでは新学期の初めての試験が間もなく行われる。
ここにはどのくらいの科目があるのだろうか。
ここまで登場したのは、 魔法法律学、魔法言語学、基礎白魔法、魔法天文学、錬金術、魔法薬学、数秘術、飛行魔法、魔法哲学、鳥類語学、魔法食品学など。
魔女でない一般家庭にうまれたアッコにとっては初めて学ぶことばかりだ。
はりきるアッコに驚く友人一同。
だが、魔法は急には上手くならない。
実技の苦手なアッコは大苦戦だ。
あいかわらずホウキには乗れないし、基礎魔法も暴走気味。
そんな彼女に、フィネラン先生は最後の試験にも落第なら退学処分にすると言い渡すのだった。
科目は選択授業の魔法哲学。
ロッテもスーシィも受けていないため教えてもらうこともできない。
その授業風景は独特で、金魚鉢をみんなで眺めながら自習するという不思議なもの。
ところが、その金魚鉢に入っている魚こそが魔法哲学担当のパイシーズ先生であった。
アッコは授業に全くついていけていなかったのだ。
ルーナノヴァの魔法哲学のクラスは、先生の魚類語を理解するのが難しいため、魔法言語学の上級者だけが選択する特別授業だった。
試験範囲は「利他的行動における魔女存在論とその他生物の互恵的利他主義について」。
退学待ったなし
試験範囲の意味すらわからないアッコに試験の結果は絶望感しかない。
彼女はパイシーズ先生に直接相談に向かったが、なんだかんだで大失態を犯してしまう。
排水口に流しちゃった。
あとの対応をアーシュラ先生に頼み、ロッテとスーシィを連れ下水道に向かうアッコ。
下水道の先は湖に向かっている。
バレてないバレてない。
変身魔法で魚になると、言葉が通じるようになるらしい。
見栄えはともかく、魚らしくなったアッコたちはパイシーズ先生を探しだそうとするが、途中で密漁の仕掛け網にかかった魚達に出会う。
杖のバッテリーも残り少なくなっており、他のことにかまっている余裕はないのだが、困っている姿を見てアッコは放っておけないのだった。
普段は使えなかった「開けゴマ」があっさり決まった。
精神集中の問題なのかな?
ホウキリレーの時やラスタバン遺跡など、ここぞという場面では基礎魔法をしっかり使えているアッコ。
素質がないわけではなさそうなので伸びしろはあるはず。
結果として魔法哲学の評価はA。
パイシーズ先生は話のわかるやさしい先生だった。
試験内容を実践で示したとの判断で評価してくれた。
久々に広い湖で泳げて嬉しかったとも。
今回のアーシュラ先生は熱かった。
彼女が教師を目指したのはなぜなのか、子供の頃になりたかったのは何か、アッコの言葉で考えさせられたようだ。
この辺の経緯は気になる所だが作中で描かれるだろうか。
「比べるべくは他の生徒ではなく入学当初の彼女です。」
「私が彼女を評価します。」
フィネラン先生を言い負かしたのは初めてかもしれない。
そしていつのまにかアッコとアーシュラ先生が仲良くなっている様子もさりげなく表現されている。
あとがき
今回も安定のリトルウィッチアカデミア。
少しずつだけど確実に成長しているアッコと、それを評価してくれる先生。
一番のあこがれの人が一番近くで見守ってくれているっていいよね。