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「MAO」92話(高橋留美子)虫の蠱毒・苛火虫の使い手

「MAO」(高橋留美子)92話より、苛火虫の使い手を探し当てた百火

「MAO」は高橋留美子による漫画作品。

週刊少年サンデーで2019年5月より連載を開始した。

92話、人体発火事件を追う摩緒と百火は…

 

前回はこちら。

これは、同じ「呪い」を背負う摩緒と菜花の “全てを終わらせる” 物語――

15歳の黄葉菜花(きば なのか)は大正時代にて同じ「猫鬼の呪い」の摩緒(まお)と出会う。彼は陰陽師の名家・御降家の後継者5人が狙う生贄。未だ続く5人の兄弟子と想い人・紗那との因縁を清算する! 謎の人体発火事件が相次ぐ。犯人は御降家秘伝の人体に虫を入れ燃やす術「苛火虫」を扱う模様。一行は犯人捜索開始!

(前回までのあらすじ:「「MAO」(高橋留美子)92話 ―蓮次―」より)

Twitterでも作者の公式アカウントが開設された。

苛火虫の使い手・蓮次

謎の焼死を遂げている資産家や政治家たちの共通点は、平和主義者だったことだという。

百火の見立てから苛火虫を使用した事件と知った摩緒たちは犯人探しに乗り出すが…

人体発火騒動は政治がらみの暗殺事件だった
(「MAO」92話より) 

虫の蠱毒である苛火虫は、体の内部から燃やすことで周囲に被害を出すことなく対象を始末することが可能である。

相手に接触することなく痕跡も残さない手口のため、犯人を特定するのは至難の業。

その分、雇えるのはそれなりの立場の者である可能性が高い。

政敵による暗殺事件、それが摩緒や華紋の共通の見解のようだ。

かつては御降家の得意分野であった。

秘伝書の行方や不知火との関係も気になるところだが、どうも本人は詳細を知らされていないと見える。

「MAO」(高橋留美子)92話より、苛火虫使いの蓮次の雇い主は不知火
(「MAO」92話より) 

現時点では雇用関係にあるものの、邪魔になったら始末するつもりかな?

活動を本格化するための人材集めの一環としても、御降家所縁の者ばかりを集めているのは、いずれ回収したい思惑がありそうだ。

不知火が実際に再興を目指しているのかは分からないが、目的達成のための手段として捉えていると思う。

幽羅子の初登場時、一度だけだが不知火を兄さまと呼んでいた。

彼女の生い立ちからして紗那とは姉妹、それも双子と予想されるけれど、不知火とも血縁関係にあるのだろうか?

それならば彼の執着も納得できるのだけれど。

まあその辺は追々わかってくるとして、このあとの百火の見せ場が楽しみ。

秘伝の苛火虫に対してどう戦うのか。

「MAO」(高橋留美子)92話より、今回の菜花はお留守番
(「MAO」92話より) 

未知の術だけれど死なない体があるというのは大きいね。

ということで菜花はお留守番のようだ。

 

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