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「明るい記憶喪失」1巻(奥たまむし)記憶はないけど理想の恋人が目の前にいました。

「明るい記憶喪失」(奥たまむし)1巻 (MFC キューンシリーズ)

「明るい記憶喪失」は奥たまむしによる漫画作品。

月刊コミックキューンで2016年より連載を開始した。 

帯の言葉は、「好きです。(二度目)」 。 

記憶喪失によりここ数年の記憶がなくなってしまったアリサ。そんな彼女の恋人のマリは突然のことに戸惑うが、当の本人は記憶喪失の悩みなんてどこ吹く風。付き合っていた間の記憶がなくても、あらたに経験する恋人同士のアレコレがむしろ新鮮で興奮の毎日を送るのだった…!?ひたすら明るい記憶喪失コメディ!

(「明るい記憶喪失 1 (MFC キューンシリーズ)」より

アリサと記憶喪失

病院のベッドで目覚めると、過去三年分の記憶が無くなっていた。

目の前にいる恋人が誰なのかも分からない。

そんな絶望的な状況を、1ページ目から吹き飛ばしてくれる。

表紙の印象そのままに、ひたすら明るくポジティブな百合カップルの新生活にニヤニヤが止まらない。

「明るい記憶喪失」(奥たまむし)1巻より、記憶喪失になったアリサ
(「明るい記憶喪失」1巻より)

初対面(二度目)でこの反応。

記憶がなくても、好きなタイプは変わらないらしい。

そもそも一目惚れしたその日から結婚を視野に入れていた彼女である。

好みど真ん中の相手が、すでに恋人で、しかも一緒に住んでいるなんて、夢のような話なのかもしれない。

二人の出会い

「明るい記憶喪失」(奥たまむし)1巻より、アリサとマリの出会い
(「明るい記憶喪失」1巻より)

三年前、高校生のアリサは友達と入ったファーストフード店でアルバイトをしていたマリと出会った。

最初は男性だと思ったようだが、女性だと判明してからも彼女の気持ちに迷いはない。

一年間、思いを伝え続けてついに恋人になったという。

このブレのなさが現在の記憶喪失になった彼女を支えている。

実生活において不都合はあるだろうが、何とかなるだろうなという安心感すらある。

「明るい記憶喪失」(奥たまむし)1巻より、会ったその日にかあー
(「明るい記憶喪失」1巻より)

何より、今の彼女はとてもうれしそう。

なくした記憶の不安よりも、新しい環境への期待と興奮とが勝っているんだろうね。

どのページを開いてもすごい笑顔なもんだから、こちらもつられてニコニコしてしまう。

「明るい記憶喪失」(奥たまむし)1巻より、幸せすぎて死にそうだけど
(「明るい記憶喪失」1巻より)

そうなった原因は特に触れられてはいないが、周りも優しくしてくれるし、しばらくはこのままでよさそう。

自分もやさしい気持ちになりたい人におすすめ。

 

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