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「RWBY(ルビー)Volume 5」第12話 “Vault of the Spring Maiden” 春の乙女の力

「RWBY(ルビー)Volume 5」第12話 “Vault of the Spring Maiden”より、シンダーの攻撃に倒れたワイス

「RWBY(ルビー)Volume 5」はモンティ・オウム氏とROOSTER TEETHによるアニメシリーズである。

今回は第12話、 “Vault of the Spring Maiden”。

ワイスの危機、そしてレリックのある地下の施設が登場する。

 

前回はこちら。 

Chapter 12: Vault of the Spring Maiden

RWBY Volume 5: Chapter 12 - Vault of the Spring Maiden | Rooster Teeth

オズピンとヘイゼル

シンダーの放った槍に貫かれたワイス、不意を突かれ倒れたルビー。

味方の危機に、ライオンハートと戦っていたオスカーが駆けつける。

いくら気が弱いとは言え、学長も見知らぬ少年に後れを取るほどではないはずである。

不審に思ったヘイゼルは彼を問い詰め、少年の正体がオズピンであることを聞き出した。

「RWBY(ルビー)Volume 5」第12話より、オズピンの存在に怒りを露わにするヘイゼル

普段は温厚で無益な争いを好まない彼も、オズピンの名を聞いたとたん豹変する。

よほどの強い因縁があると思われる。

彼の雄叫びを聞いたクロウがこの表情。

「RWBY(ルビー)Volume 5」第12話より、ヘイゼルの形相にキョトンとするクロウ

無理もない。

が、クロウもその理由を知らないのかもしれない。


オズピンとオスカーの会話によると、ヘイゼルにはかつてビーコン・アカデミーに通う妹がいた。

彼女・グレッチェン(Gretchen Rainart)は、家族の反対を押し切って入学し、ハンターを目指していたが訓練中に命を落としたという。

ヘイゼルは、彼女を止められなかったことをずっと悔やんでいるのだろう。

そして、彼女を死に追いやったオズピンに復讐するためにセイラムに協力しているのかも。

その一点だけが目的であるなら、他の争い事に関心がないのも頷ける。

 

彼はダストを直接体内に取り込むタイプで、電撃使い。

World of Remnantの初期の動画でこのタイプにも言及があり、珍しくはないらしいが本編では初めて登場した。

“…weaving it into clothing or even fusing it directly with their own bodies”

問題は、クロウも手に負えないくらい強いことなんだけど、そう言えば電撃に強いのが一人いたね。

ワイスの危機

「RWBY(ルビー)Volume 5」第12話より、ジョーンのセンブランス発動

そして気になるのはワイスの容体である。

致命傷になりうる怪我、倒れ方がやばかったのもあって視聴者を恐怖に陥れたが、ここにきてジョーンの最大の見せ場がやってきた。

これ以上仲間を失いたくないと願う彼の強い思いは、初めてのセンブランスの発動を引き起こす。

治癒系と思われるが彼らしい能力だ。

Volume 1の時点でのその兆候を指摘している人もいたので、気を付けながら見返してみたい。

「RWBY(ルビー)Volume 5」第12話より、ヤンの援護に駆けつけるルビー

一番の心配事が無くなれば、今度は反撃の時間。

ルビーがリーダーらしさを見せる。

「Okay, make it happen, RNJR! 」

マーキュリーとエメラルドのコンビに苦戦しているヤンの元に駆けつけたルビーの構えが懐かしい。

ヘイヴンの地下施設

シンダー、レイヴン、ヴァーナルの三人は地下深くに眠るレリックを目指していた。

「RWBY(ルビー)Volume 5」第12話より、ヘイヴンの地下施設とヴァーナル

この場所にオズピンが来ているのなら、彼女たちとしては入手を急ぎたいところ。

「春の乙女」だけが取り出すことのできるレリックとはどんな形をしているのか。

それらが世界の4つの地域で守られるようになってから、乙女が実際に手にするのはおそらく初めての事。

 

ヴァーナルが封印を解く瞬間、レイヴンにとってはシンダーを出し抜いてレリックを手に入れるチャンスである。

剣に手を掛けタイミングを図る。

「RWBY(ルビー)Volume 5」第12話より、剣に手を掛けるレイヴン

だが、そう思っていたのは彼女だけではなかった。

シンダーにとっても、レイヴンは邪魔な存在である。

そもそも彼女を味方に引き入れることには不満を持っていた彼女だ。

隙を見て亡き者にしたいところだろう。

レリックを手に入れさえすれば争奪戦は必至だった。

「RWBY(ルビー)Volume 5」第12話より、シンダーに凍結されるレイヴン

仕掛けるのはシンダーが一瞬早い。

絶妙のタイミングで話しかけ牽制してからの不意打ち。 

レイヴンからすれば、シンダーもレリック入手の瞬間までは手を出さないと踏んでいたのではないか。

が、シンダーには奥の手がある。

春の乙女の力ごと手に入れてしまえばいいじゃないか。

「RWBY(ルビー)Volume 5」第12話より、ヴァーナルの力を奪うシンダー

それでこそシンダーだ。

これまで隠れていた左腕が顕になる。

ルビーの最初の覚醒でおそらく左腕を失った彼女は、新しい腕を手に入れたようだ。

かつてアンバーから秋の乙女の能力を奪おうとした際には特殊なアイテムを使用していたが、今では直接取り込めるようになった模様。

ヴァーナルもこうなっては反撃することもできないか。やっかいだね。

「RWBY(ルビー)Volume 5」第12話より、真の春の乙女はレイヴンだった

シンダーの完全勝利かと思われたその時、レイヴンが戦列復帰する。

次回は彼女の本気の戦闘が見られそう。

「You won’t find it, because Vernal isn’t the Spring Maiden… I am!!」 

さらっとすごい発言も飛び出した。

まじかよ。

あとがき

次回13話はChapter 13: Downfall。

「RWBY(ルビー)Volume 5」第13話 “Downfall” ブレイクの帰還

レイヴンとシンダー激突!

今シーズンもあと2話を残すのみ。

RWBY: Volume 5, Chapter 13: Downfall

 

コミカライズの英語版が発売されるらしいがお好みで。

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