「きみが死ぬまで恋をしたい」はあおのなちによる漫画作品。
コミック百合姫で2018年8月より連載を開始した。
クラスメイトが死んだって、おなかはすくし、空は青くて、繋いだ手はあったかい。ひとりぼっちになった夜、傷だらけの初恋に出会った。戦争用兵器として育てられる少女たちの、生と死と恋。
(「コミック百合姫 2018年10月号」より)
【お知らせ】コミック百合姫10月号(8/18発売)より、「きみが死ぬまで恋をしたい」という漫画を連載させて頂きます。発売中の9月号に予告が掲載されております💐
— あおのなち (@aooont) 2018年7月19日
どうぞよろしくお願いします!! pic.twitter.com/TOjyifXm15
コミック百合姫を買うのは初めてだが、先月の予告ツイートを見て購入を決意した。
戦争用兵器として育てられる少女たち
身寄りのない子供たちを受け入れ、魔術兵器として育成する機関。
トツキ・シーナが暮らすのは、死と隣り合わせの世界である。
誰もが魔法の力を生まれ持ち、それは使い方によっては争いの道具ともなり得るもの。
この孤児院では授業と称して子供たちに戦うすべを教えていた。
おもしろいのは魔法の杖も自らの魔法で生み出すところだが、一般的な杖とは意味合いが異なるのかもしれない。
敵の襲撃によってクラスメイトが亡くなっても、周りの反応はドライである。
死が日常にあるからなのか、他人には関心がないからなのか、戦闘においてクラスはチームではないのだろう。
だが彼女と同室であったシーナはさすがに平気ではいられない。
遺品の整理を終え、部屋の居づらさから外で過ごしていた彼女は、帰還した血まみれの少女ミミと出会う。
どのクラスにも属していないという、噂の秘密兵器らしい彼女。
これからシーナの新しいルームメイトになるのだろうか。
事情に詳しそうな保健医の先生との関係も気になる。
ミミにはオネェとかおっさんとか呼ばれていたが、自分ではママ代わりのつもりらしい。
しかし、他の生徒と関わらせないようにしているのは感情を育てないためだろうか。
人懐っこそうなのにどこか欠落している危ういところがまた庇護欲を抱かせるのかもしれない。
あとがき
同時期に始まった「凛としてカレンな花のように」や「ルミナス=ブルー」もいい感じだし、しばらく購読してみようと思う。
単行本1巻の発売日は1月18日。