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「さよなら私のクラマー」47話(新川直司)再戦に向けて

「さよなら私のクラマー」(新川直司)47話より、来栖と田勢の握手

「さよなら私のクラマー」は新川直司による漫画作品。

月刊少年マガジンで2016年5月より連載を開始した。

47話は、インターリーグ決勝戦がついに終了。

 

前回はこちら。

興蓮館戦が決着

インターハイ優勝メンバーを擁する興蓮館との激戦もついに終りを迎えた。

実戦経験を積むために参加した大会だったが、思わぬ大きな成果を得ることができたのは幸いだろう。

紅白戦の人数も足りなかった弱小部が、全国レベルの強豪校たちを相手に存在感を印象付けることに成功したのである。

「さよなら私のクラマー」(新川直司)47話より、恩田と九谷の言い合い
(「さよなら私のクラマー」47話より) 

新たなライバルも見つかったようだし。

日本一のチームとは言っても雲の上の存在ではなく、自分たちと変わらぬ高校生で同じ夢を見るサッカー少女なのだと知れたのは大きい。

得点王でキャプテンの来栖は誰よりも努力し謙虚さも持ち合わせた選手だった。

敵味方の区別なくいいプレーを見れると目を輝かせるタイプ。

それは彼女たちが長らく挑戦者の立場にいたことが関係しているのかもしれない。

好敵手の登場を歓迎し、勝負を楽しんでいるところがある。

ワラビーズがポテンシャルを出し切れたのもそんなチームが相手だったからだろうね。

「さよなら私のクラマー」(新川直司)47話より、王冠は返してもらうわ
(「さよなら私のクラマー」47話より) 

もし久乃木学園が相手ならそうはいかないはず。

タイトルは譲ってもラスボスなのは変わらなさそうだ。

次の大きな大会の冬の選手権では、梶や井藤を中心に歴代最高の世代となった新チームで立ちふさがるだろう。

熱戦に当てられた選手たちは、それぞれの雪辱を誓って会場を後にするわけである。

久乃木や興蓮館はベストメンバーで揃うとして、ワラビーズは浦和邦成を何とかしなければ舞台にも立てないのだが。

「さよなら私のクラマー」(新川直司)47話より、狩りましょう
(「さよなら私のクラマー」47話より) 

栄泉船橋は3年の浦川キャプテンたちはどうするのだろうか。

攻撃的になったチームでの国府の活躍を見てみたい。 

今回は第一部完の文字が載っても不思議のない流れだったけれど、長かったインターリーグ編が終わって次からどんな展開になるのか楽しみだ。

 

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