「リトルウィッチアカデミア」は吉成曜監督によるアニメ作品。
第6話は、OPに登場した男性キャラがルーナノヴァを訪れる。
前回はこちら。
あらすじ
未だに変身魔法の基礎も出来ないアッコは、ハンブリッジ伯爵の歓迎パーティの日も自分の部屋で変身魔法の習得に努めるよう言い渡される。ルーナノヴァに男性が来るのは100年ぶり、しかも伯爵の息子のアンドリューは名門学校エイプルトンの貴公子と呼ばれており、生徒達はざわめき立っていた。パーティが始まる中、魔法が全く上達せずに落ち込むアッコはシャリオカードの『ポラリスの泉』を思い出し、その泉を探しに部屋を飛び出すが、思いがけずアンドリューも巻き込む事態を起こしてしまい…。
(あらすじ:TVアニメ『リトルウィッチアカデミア』公式サイトより)
予告編動画
TVアニメ『リトルウィッチアカデミア』第6話「ポラリスの泉」予告 - YouTube
変身魔法の授業とエイプルトンの貴公子
バドコック先生の変身魔法の授業で、ネズミを他の動物に変身させる実習を行ったアッコたち。
クラスの全員が成功していく中で、アッコだけがどうしても使えない。
これは変身魔法のなかでも基本の術。
バドコック先生は、アッコに自室での練習をいいつける。
この日は、国務大臣を務めるハンブリッジ伯爵がルーナノヴァ魔法学校を訪れる事になっており、夜は歓迎パーティーが開催される予定である。
伯爵の子息アンドリューは、学業優秀でハンサムで、エイプルトンの貴公子と呼ばれる有名人。
会場は生徒たちの憧れの眼差しでざわめいていた。
ハンナとバーバラもこのとおり。
彼に興味を示さないのは、彼と顔なじみのダイアナや、ドグマ茸のマリネに夢中のスーシィやロッテくらいのもの。
一方、部屋で練習中のアッコは変身魔法を成功させられず、柄にもなく落ち込んでいた。
自分には才能が無いのじゃないだろうか。
そんな時に思い出したのは、シャリオカードの一つ、ポラリスの泉。
「輝きを秘めた魔女に、大いなる星々の魔力を与える」
もし自分が輝きを秘めているのであれば、この泉が教えてくれるかもしれない。
伝えられている泉の場所は、ルーナノヴァの北校舎の果て、北斗七星のアーチをくぐったところ。
歓迎パーティーで警備の薄くなっている今夜はチャンスだ。
ポラリスの泉と番人アルカス
そして北校舎に忍び込んだアッコと、退屈で勝手に歩き回っていたアンドリューが出会うことになる。
この二人は意外と相性がいいようだ。
眠れるアルカスを起こしてはならない。
ポラリスの番人アルカスは、泉に近付くものに襲いかかるだろう。
「これは不用意に近付かないほうが賢明だな」
…からの扉ドーン。
そして、アルカス登場!
このアンドリューは、魔法を古めかしい前時代的なものとして、不要なものは消え去るのみと考えている。
言葉は辛辣ではあるが、本人には特に悪気はないようだ。
本当に興味がない様子。
魔法の未来に夢を見るアッコとは正反対。
どちらか一方では極端だけど、お互いに欠けているものをもっている。
ピンチに駆けつけてくれるのはやっぱりアーシュラ先生。
アルカスとは久しぶりの再会のよう。
キョトンとしたアルカスがかわいい。
ポラリスの泉に辿り着いたアッコが見たものは、若き日のシャリオの姿。
学生時代のシャリオは、決して優等生ではなかった。
多くの失敗をし、アッコと同じように泉に願いに来たこともある。
自身の力に悩み、落ち込んでいたこともある。
後のシャイニィシャリオをつくったのは、それでもあきらめなかった日々の積み重ねであった。
ポラリスの泉は何か特別な力を与えてくれるものではなかったけれど、アッコにとってはこれ以上無い支えになるものであるだろう。
いつかきっと、成長して再び訪れる日まで。
これまで魔法には全く興味のなかったアンドリューも、感じるところがあったようだ。
この日ハンブリッジ伯爵が学校を訪問したのは、魔法護持派へ貸しを作るための政治的な理由であったが、アンドリュー自身はいつかアッコたちの味方になってくれるような気がする。
あとがき
気になったのは、シャリオの制服のベルトの色。
部屋ごとに色が分かれているが、学年ごとに色も変えていくのかな?
だとすれば、アッコはその色も引き継いでいることになるね。