「とんがり帽子のアトリエ」は白浜鴎による漫画作品。
月刊モーニング・ツーで2016年より連載を開始した。
魔法使いキーフリーに弟子入りし、無事見習いとなった少女ココ。
街で絵本を売りつけた人物を見かけ後を追う。
前回はこちら。
1巻は5話までを収録。
見知らぬ町とドラゴン
ココに合う魔法道具を選ぶため、アトリエから一番近い魔法使いの街カルンにやってきたキーフリーと弟子一行。
魔墨の抽出を見学し、魔法陣を描くためのペンを探しているココの前に、見覚えのある姿が映る。
魔材屋のウインドウ越しにこちらを見ていた人影は、かつてココに魔法の絵本を売った人物だった。
衝動的に走り出したココを追ったテティアたちは、路地裏を入ったところで知らない町に飛ばされてしまう。
このような人体に直接作用する魔法は禁止されている。
謎の人物「つばあり帽」の男は、ココを誘い出すための罠を張っていたのだった。
そこに現れたのは凶暴そうなドラゴン。
1話の羽馬車の馬型の生物、扉窓の外の湖にいた水竜など、この世界では異形の生物も存在する。
ココに懐いているフデムシとは違って今度のはヤバい雰囲気。
このピンチを切り抜けるにはみんなで協力するしかない。
魔法の使い方は工夫次第で新しく発明することもできるようだ。
陣の要素の組み合わせで効果を調整しながら使用しているため、比較的自由度は高い。
テティアの子供の頃からの夢は空を飛ぶ雲を作り出すこと。
リチェは小さな魔法陣を短時間で描くことが得意。
アガットは精度の高い陣を描ける。
そして今のココができるのはアイデアを出すこと。
初心者だからこその自由な発想ができることもある。
この失敗についての考え方もそう。
危険が及ばない範囲なら失敗をおそれることはない。
同じアトリエで暮らしながらバラバラだった四人が、同じ目的のためにひとつになる。
彼女たちが仲良くなるのにそんなに時間はかからないのかもしれない。
ココとアガットもいいライバルになるような気がしてきた。
なかなかデレないけどね。
つばあり帽の男はなぜココを狙うのか。
禁止魔法に触れたことがあるからなのか、それとも他に何か理由があるのか。
あとがき
先月1巻が出たばかりだけど、続きが気になって最新話分まで買ってみた。
しばらく追ってみようと思う。