「さよなら私のクラマー」は新川直司による漫画作品。
月刊少年マガジンで2016年5月より連載を開始した。
17話は、決勝トーナメントでの浦和邦成戦を終え、久々に練習のない休日となる。はずだった。
前回はこちら。
私達には約束がある
今回は久乃木戦を終えた6話を思い出させる展開で始まる。
1年には、藤一出身の山田鉄二(テツ)や竹井薫(タケ)もいる。 そしてナメックも。 冒頭でタケが通行中の女の子にちょっかいをかけている場面があったが、あの子は2番の子だろうか。
「さよなら私のクラマー」6話(新川直司)新たな決意とユニフォーム - 午前3時の太陽
7話で名前が公開されたが、ワラビーズの2番は宮坂真琴である。
タケがちょっかいかけていたのは別の女の子で、どうやらテツに気がありそうな雰囲気だ。
前日は男子サッカー部も試合があったらしく、彼らの活躍で勝利したらしい。
ナメック(谷安昭)がレギュラーになったのに加え、タケが途中出場でデビュー。
テツもそう遠くないところだろう。
期待の1年生たちの男女合同練習も近いだろうか。
みんなレギュラーになっちゃうと厳しいのかもしれないが。
チカ先輩こと桐島千花には万年リーグ戦の弱小チームに入ったことを惜しまれた。
彼女は自分たちに女子サッカーの未来がかかっているのを自覚している。
才能があるからこそ、多くの人の目に触れられる、盛り上げることのできる環境を選ぶ必要があると考えているようだ。
それももっともな話であるし、以前には田勢キャプテンの例を出して学校選びを慎重に行うように忠告してくれたこともあった。(1話参照)
恩田の場合、この高校を選んだのは家から近いからだろうしね。
曽志崎にしても予定外の入学であったはず。
それでも結果的には面白いチームに育ってきている。
浦和邦成の一強であるよりも、強いチーム同士で切磋琢磨できた方が県内では盛り上がるだろう。
それには選手層が厚い必要はあるのだが。
自分にしかなれないフットボーラーに
その点、深津監督は裾野を広げることが重要だと考えている。
競技人口を増やすことが日本のサッカーを強くする最短ルートであると。
今回の監督はちゃんと先生らしかった。
そのプレーをみて自分も選手になりたいと思ってもらえるかどうか。
恩田はそんな人いないと言うが、そんなことはない。
弟の順平や幼なじみのナメックは彼女を見て育ってきた選手だし、これまで対戦相手をも魅了してきたのだ。
そして三人目も踏み出させることになる。
10年越しの思い。
ついに越前が選手としてピッチに立つ。
今だから言えるけど、いつかこんな日が来ると思ってました。
見た目に反してロックな子なので面白い選手になるんじゃないだろうか。
女子の場合は高校からでも遅すぎるということはないようだし。
そしてその頃、能見コーチも静かに闘志を燃やしていた。
パスタ色…
あとがき
天馬にはずいぶんと気に入られたみたいだね。
今月は17日に第4巻が発売される。
表紙は浦和の2年生チーム。
7月号で登場したイラストだね。