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「さよなら私のクラマー」22話(新川直司)久乃木を倒したチーム

「さよなら私のクラマー」(新川直司)22話より、勝つのは私達だ

「さよなら私のクラマー」は新川直司による漫画作品。

月刊少年マガジンで2016年5月より連載を開始した。

22話は、インターリーグ準決勝、相手は久乃木学園を破った栄泉船橋である。

 

前回はこちら。 

栄泉船橋戦、開始

準決勝に進んだ蕨青南は、謎の多い栄泉船橋と対戦する。

関東大会で高校日本一の久乃木学園を破りながら、全国への切符を手にできなかったチーム。

彼女たちが大番狂わせを起こしたのはなぜなのか。

これからその実力が明らかになるだろう。

「さよなら私のクラマー」(新川直司)22話より、栄泉船橋の過去戦績
(「さよなら私のクラマー」22話より) 

過去の大会での戦績は、失点の少なさと、最小失点差での勝利が目立つ。

能見コーチは「典型的な堅守のチーム」と判断するが、もちろんそれだけではない。

久乃木学園も守備に定評のあるチームであり、そこからより多くの点を取るのは容易ではないはず。

「さよなら私のクラマー」(新川直司)22話より、栄泉船橋の守備の秘密
(「さよなら私のクラマー」22話より) 

その秘密は、フィールド・プレイヤー全員での守備にあった。

徹底された組織力による堅守速攻のスタイル。

興味があれば以下の記事を参考にしてもらうとして。

アトレティコ、“世界最強の4-4-2”。シメオネが解決した構造的弱点。3段式の守備構築【西部の4-4-2戦術アナライズ】 | フットボールチャンネル

問題は、これを指導者を持たない高校生が行っているということである。

深津監督も能見コーチも驚愕のクオリティ。

「さよなら私のクラマー」(新川直司)22話より、久乃木と栄泉は相性が悪い
(「さよなら私のクラマー」22話より) 

もちろん全国の舞台には届かないということは、まだまだ改善の余地はあるのだろうけれど。

監督の方針としてロングボールを制限している久乃木学園はこれに苦戦した模様。

そんなチームに蕨青南の攻撃が通用するのかというところ。

恩田ー曽志崎ー周防で抜け出しそうな場面もあったが、佃の言うところのマッシュルームコンビに遮られた。 

「さよなら私のクラマー」(新川直司)22話より、暗躍する浦川茜
(「さよなら私のクラマー」22話より) 

栄泉で曲者の選手は、3年生でキャプテンの浦川茜であった。

生来の天邪鬼だった彼女が、子供時代に感じた「ボールなんか持たなきゃいいんだ」の思いを貫き通したチームである。

指導者のいないチームで戦術への理解を徹底させるにはかなりの時間と努力を要したはずだ。

天邪鬼なのに真っ直ぐという、熱いフットボーラーである。

ちなみに能見ファンと思われる描写もある。 

「さよなら私のクラマー」(新川直司)22話より、浦川茜の宣戦布告
(「さよなら私のクラマー」22話より) 

彼女たちもまた、女子サッカーの未来を担う選手になるのだろうね。 

それはそうと国府妙はなんだったんだろう。

来月以降で描かれるか。

今回のエピソードは6巻に収録。

 

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