午前3時の太陽

おすすめ漫画の紹介と注目の新刊コミックのレビューブログ

「MAO」15話(高橋留美子)ノミの妖の襲来! 摩緒たちの作戦は?

「MAO」(高橋留美子)15話より、菜花の頬にふれる摩緒

「MAO」は高橋留美子による漫画作品。

週刊少年サンデーで2019年5月より連載を開始した。

15話は、裏山に現れた怪しい教会と妖怪を相手に戦う方法とは。

中学三年の黄葉菜花(きば なのか)はかつて事故に遭った地を通ると大正時代へ。そこで出会った陰陽師・摩緒(まお)による菜花=「妖」説の謎を解くために彼と行動する事に。猫鬼(びょうき)の行方を追う摩緒たちは怪しい教会にて「血の毒」が効かないノミの妖と戦い、苦戦。結果、菜花に助けたれた摩緒は満身創痍に。次なる一手は――?

(前回までのあらすじ:「「MAO」(高橋留美子)15話 ―囮―」より)

 

前回はこちら。

菜花の囮作戦

「血の毒」が効かないノミの妖を相手に怪我を負った摩緒。

血を大量に吸われたこともあり、しばらくは安静が必要なようだ。

乙弥の話によると、摩緒の回復や栄養補給のために蠱毒が使われているのだという。

それでも長く生きてきた体は限界が近いらしく、思うように動けない今の状態で戦うのは厳しいだろう。

「MAO」(高橋留美子)15話より、菜花に摩緒の血を塗った理由は?
(「MAO」15話より)

そこで菜花の出番である。

術の準備のために教会で仕掛けをする間、妖たちを引きつけておく役目を任されたのだった。

この摩緒の迷いのなさ。

確かに菜花は頼りがいがあるのだけれど、もう少し女の子扱いしてもいいんじゃないかという気はする。

この辺がらしいと言えばらしいのだが。

「MAO」(高橋留美子)15話より、囮になる菜花
(「MAO」15話より)

囮としても有能な菜花。

「血の毒」が効かないということは破軍星の太刀の威力も落ちるのだろうし、戦うことを要求しないところは優しさなのかもしれない。

乙弥と刀はもう握らせないと約束していたのもある。

この教会の地下に眠っているのが猫鬼だとして、摩緒はどうするつもりなのだろうか。

とりあえずは封印かな?

「MAO」(高橋留美子)15話より、教会で妖を待ち伏せる摩緒
(「MAO」15話より)

要石の消失が震災のタイミングであるなら無謀な戦いを挑むことはしないだろうけれど。

万全の体調で勝てるかどうかも分からない相手なので慎重に。

900年も探し歩いた仇敵だしね。

 

関連記事