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「それでも歩は寄せてくる」2巻(山本崇一朗)部への昇格も目前? 恋も将棋も一進一退。

「それでも歩は寄せてくる」(山本崇一朗)2巻(週刊少年マガジンコミックス)

「それでもあゆむは寄せてくる」は山本崇一朗による漫画作品。

週刊少年マガジンで2019年3月より開始した。

Twitterで「将棋のやつ」として公開されていたシリーズの連載化である。

帯の言葉は、「攻めの一手は大胆に」「『からかい上手の高木さん』山本崇一朗が贈る恋の一進一退!」。

2巻の見どころはなんと言っても図書委員コンビとセンパイの同級生ちゃんの登場である。

『からかい上手の高木さん』山本崇一朗最新作!

将棋初心者の田中歩。恋するセンパイと2人きりで、ずっと将棋を指していたいけれど、センパイは部員を集めて正式な部の活動を夢見ていて…? 「高木さん」2人の関係性にときめく人にも、たまにはからかってみたい人にもオススメの“盤外戦”ラブコメ第2巻!!

(「それでも歩は寄せてくる(2) (週刊少年マガジンコミックス)」より)

 

前回はこちら。

ドキドキ運動会編

将棋に関しては圧倒的な実力差を見せるセンパイも、運動はちょっと苦手なようだ。

表紙にもなっている運動会編では、彼女の魅力が遺憾なく発揮されている。

「それでも歩は寄せてくる」(山本崇一朗)2巻より、運動が苦手なうるしセンパイ
(「それでも歩は寄せてくる」2巻より)

勝利への貢献はできないかも知れないが、チームのマスコットキャラとしてのポテンシャルは大したもの。

学校行事においては彼女のような和やかな空気を作り出してくれる人材も重要であるし、今年は更に別の役割も担っている。

一方の歩は、1年生ながら優れた運動能力で注目を集めていた。

中学時代は剣道部に所属し有望な選手だった彼が、なぜ文化部に、しかもその能力を発揮できない将棋部(同好会)に籍を置いているのか。

その理由は言うまでもないのだが、うるしセンパイが同じチームにいることで最大限に張り切る姿を見ることができるだろう。

「それでも歩は寄せてくる」(山本崇一朗)2巻より、センパイの分も全部取り戻しますよ
(「それでも歩は寄せてくる」2巻より)

「全部取り返します」の一言が、今回ばかりは実感を伴って聞こえてくるのである。

こんなこと言われたら惚れちゃうね。

センパイの場合は元々まんざらでもなさそうなのだけれど。

第三者から見ても、それは同様らしく…

「それでも歩は寄せてくる」(山本崇一朗)2巻より、うるしセンパイの同級生マキ登場
(「それでも歩は寄せてくる」2巻より)

センパイの友人として初登場するのは、おそらく同級生のマキ。

思っていることをストレートに表現することができるタイプで、先輩の嫉妬心を引き出してくれる。

実際には傍目から明らかな二人の関係を応援している気の利く友人のようだ。

結果に関わらず、まずは労いの言葉を掛けるような優しい女の子でもあった。

今後はセンパイの周囲でよく見かけるようになるのかな?

図書委員コンビ登場

二人で活動を続けている将棋部(同好会)も、大会への出場を目指すとかでもないなら現状のままでもいいのだろう。

将棋を指すこと自体が楽しそうなうるしセンパイと、そんな彼女と一緒に過ごすことが目的の歩は十分に満足そうである。

それでも正式な部への昇格を願ったことがないわけでもない。

「それでも歩は寄せてくる」(山本崇一朗)2巻より、歩の幼なじみの図書委員コンビ
(「それでも歩は寄せてくる」2巻より)

この学校では部活への参加が必須ではなさそうだし、委員会などの仕事を終えてから帰る生徒もいるようだ。

歩の幼なじみの御影桜子と角竜タケルもその部類に入る。

運動会編でもちょこっと登場したが、この二人は相性がよくいつも一緒にいるコンビ。

部員を探す歩に協力して、入部してくれることになるのだった。

ただし彼の恋心を知っているので幽霊部員として。 

「それでも歩は寄せてくる」(山本崇一朗)2巻より、部室までタケルを迎えに来た桜子
(「それでも歩は寄せてくる」2巻より)

彼女が一方的にしてほしいことがあると催眠術で解決するのが特徴でもあるが、実はそれが無くても強制力が働いてそうだ。 

なぜならタケルが部活に入っていないのは、歩と似たような理由があるせいなのだから。

律儀すぎて部室に顔を出してしまったタケルを迎えに来た桜子との力関係が明らかになる場面もいい。

この二人の行方も気になるな。

 

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