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「小さいノゾミと大きなユメ」7話(浜弓場双)三人と一匹の同居生活がスタート!

「小さいノゾミと大きなユメ」(浜弓場双)7話より、ノゾミがタッピーに嫌われる?

「小さいノゾミと大きなユメ」は浜弓場双(はまゆみば そう)による漫画作品。

月刊モーニング・ツーで2019年5月より連載を開始した。

7話は、外部探索のためにタッピーを手懐けようとするノゾミだったが…

 

前回はこちら。

目を覚ますと身長12センチの体になっていた女子高生・小岩望実が命からがらたどり着いたのは、ひきこもニートの大久保由芽が住むアパートの一室。ノゾミはユメの妄想の存在として彼女の社会復帰に手を貸す一方、新たに出会った自分と同じサイズの中野苗(なかの なえ)に、こうなった原因を突き止めるための協力をもとめるが…!?

(「前回までのあらすじ:小さいノゾミと大きなユメ」より)

一人ではできないことでも

アパートの中庭でサバイバル生活を送っている「こびと」の少女・ナエと出会ったノゾミは、彼女を自宅に匿うことにした。

とりあえずユメには秘密にするようだ。

下手をすれば外で暮らすよりも危険になりかねないので当然かもしれない。

「小さいノゾミと大きなユメ」(浜弓場双)7話より、食料を貪るタッピー
(「小さいノゾミと大きなユメ」7話より) 

存在を気付かれる前に事態を解決できるなら、それに越したことはないのである。

そのためには、ナエの相棒タッピーの活躍が欠かせない。

食料の提供と引き換えに彼?に協力を要請するのだが…

どうやらノゾミはタッピーに嫌われているらしい。

しかも生理的に!?

まずは関係構築から始めなければいけないので、神社への遠乗りはもう少し後回しになるだろう。

ということで、今回はナエと一緒に新しい水を確保することに。

「小さいノゾミと大きなユメ」(浜弓場双)7話より、乙女の間接キッスは安売りしちゃダメ
(「小さいノゾミと大きなユメ」7話より) 

普段はペットボトルの水を少しずつ拝借しているのだが、できることなら新品のものであることが望ましい。

現実には一人で運ぶのは難しく、残り物の水を手に入れるのがやっとだったはず。

不本意ながらそれはユメとの間接キスを意味するため、ノゾミにとって耐え難いことだったのだろう。

彼女の切実な表情が物語っている。

二人でも持ち運べる重さとは考えづらいし、蓋を開けられるのかという問題も残っているけれど、そこはどうするつもりなのか。

「小さいノゾミと大きなユメ」(浜弓場双)7話より、ペットボトルの水を運ぶノゾミとナエ
(「小さいノゾミと大きなユメ」7話より) 

ユメが頼りになるなら手伝ってもらえるのだけれど、それなら今までこんな苦労はしていない。

このまま無事に隠れ家へ持ち込めるか?

「小さいノゾミと大きなユメ」(浜弓場双)7話より、ノゾミとタッピー見間違われる
(「小さいノゾミと大きなユメ」7話より) 

ナエがタッピーに気に入られているようなのは、性格の他に見た目の問題があるではという気がする。

眉といい、耳っぽいリボンといい、仲間だと思われているところもあるのではないだろうか。

出会った最初から乗せてくれていたというし。

ノゾミと仲良くなる前に、例の女子高生の動向を探るのが先になるのかもね。

この近くに住んでいるのか、彼女との再会が鍵になってくるだろう。

 

単行本2巻は、2020年9月25日発売!

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