「ゆるキャン△」はあfろによる漫画作品。
まんがタイムきららフォワードで2015年より連載を開始し、2019年にコミックファズへ移籍した。
8巻は、フルメンバーでの伊豆キャンプ前半が描かれている。
TVアニメも大好評ゆるっとキャンプコミック第8巻!2月の期末試験明けに伊豆キャンプに行くことにしたなでしこ達。ちっちゃなゲストも来ることになって…。キャンプ場に到着するまでのワクワクな道行きもキャンプの醍醐味です!
前回はこちら。
別々に伊豆半島へ出発
クリスマス以来となる合同キャンプの計画は伊豆行きに決定した。
もともとはリンが年越しのソロキャンプとして予定していたのだが、正月は混雑しそうなため延期になっていたのである。
今度は2泊3日で、海も山も温泉もありの贅沢な旅になりそうだ。
そして犬山あおいの妹あかり(チビイヌ子)も参加することに。
彼女はキャンプよりカピバラの入浴を見ることが目的のようだが、計画を立てるにあたっては大いに貢献しているらしい。
テーマは「ジオパーク巡り」と「伊豆の食材をキャンプめしで味わう」こと。
8巻ではそれぞれの準備とキャンプ1日目を描いている。
春先で寒さも和らいでるとは言え、海沿いは風が強くて原付ではなかなか大変とのことで、リンは祖父のアドバイスに従ってスクリーンを取り付けることになるのだった。
彼女がキャンプ好きになったのは祖父の影響なのだけど、本編での登場はあまり多くない。
なので出発前の家族の団欒は貴重なエピソードである。
祖父に一番感化されていたのは実はリンの母なのではないか、という部分の掘り下げが描かれるのが楽しみだ。
娘には見せられない顔があるみたいだしね。
夜明け前に出発するリンに合わせて見送ろうとする二人の様子がいい。
短い時間だったけど、一緒に走れてうれしそうだった。
スクリーンも使ってないのがあるとか言っておいて、新品を直接届けに来るなど孫に甘い一面も見られたり。
リン母にはその辺もお見通しな点も含めて、仲良し家族っぷりが微笑ましい。
身延から集合場所の下田までは、西伊豆周りでざっくり180kmほどとなかなかの長距離なのだが、リンにとってもはや平常運転だろうか。
ジオスポットの大瀬崎や龍宮窟を巡り順調に目的地に到着。
彼女の旅慣れた感はさすがである。
紆余曲折あった車組のなでしこ達も楽しそうだけど、マイペースに進める道程もまたバイクの旅の良さなのだろう。
そして伊豆といえば温泉。
夕日を見ながらの絶景露天風呂で疲れも吹き飛ぶのであった。
夜はこれから、伊豆の食材を使ったキャンプ飯の始まりである。
2020年1月からは、プライムビデオなどでアニメ「へやキャン△」やドラマ「ゆるキャン△」も開始している。