「僕と君の大切な話」は、ろびこによる漫画作品。
月刊デザートで2015年より連載を開始した。
同じ学校のメガネ男子、東くんを好きになった相沢さん。
何とか想いを伝えようと駅まで着いてきたのだが。
天然ストーカー女子相沢さん×ツンデレ眼鏡男子東くんの新感覚“トーキング”ラブコメディー、開幕!
(「僕と君の大切な話(1) (デザートコミックス)」より)
相沢さんの告白
クラスが違うために話しかける機会があまりなく、また恥ずかしがり屋の相沢さんがようやく勇気を持てたのは、駅のホームで電車を待つ二人の時間。
東くんは、相沢さんのことを知っていた。
彼女は学校内でも美人さんとして有名らしい。
だが東くんは達成感を大事にする男子。
女子から告白されたのではだめだった。
放課後は二人の時間
舞台はこのホームのベンチで、他愛のない会話のやりとりで展開する。
日々少しづつ、距離を縮める二人。
内容は主に男女の違いについてだが、この不可解な存在をつなぐものは言葉である。
東くんは、お互いを理解する可能性を自ら閉じたりはしないのだ。
ここに、相沢さんに残された希望がある。
1話目でさっそく告白して断られているので、後は近付くだけだ。
あまり異性と会話をした経験のない二人のやりとりは初々しく、そのくせ他人の恋愛相談には積極的に参加していく。
一部始終見てたわ
1巻は毎回この場所で、二人で、またはゲストを加えて会話を繰り返していくだけの展開なのだが、これがなかなか楽しい。
相沢さんのストーキング含む回想シーンで学校生活の様子が明らかになってきたところで、次巻からは学校生活編がスタートする。
共感の練習で、思わず不意をついてしまう東くんの場面がすきだな。