「僕と君の大切な話」は、ろびこによる漫画作品。
月刊デザートで2015年より連載を開始した。
メガネ男子の東くんと、彼に恋する相沢さんとのトーキングラブコメ。
5巻は、新学期の学校の図書室を舞台に、強力な新キャラが登場する。
同じ学年の東くんに片想いしてきた相沢のぞみ。告白を忘れられて複雑な気持ちでいたけれど、一方の東くんは相沢さんの告白を思い出して、次第に意識し始めていた? 冬休みも毎日会って話すうちに、2人の距離はさらに縮まり、3学期はさらに一緒の時間が増えていき…!? 笑いもニヤニヤも止まらない! すれ違う男女の新感覚”トーキング”ラブコメディー、第5巻!
(「僕と君の大切な話(5) (デザートコミックス)」より)
前回はこちら。
新キャラ鈴先輩登場
3学期になり、また文芸部の部室で会う日々が始まったが、のぞみんこと相沢さんには悩みがある。
放課後、東くんの姿が見当たらない。
最近では帰っていく姿を見届けるのが日課になっていたのだが、このところそれができていないらしい。
冬休み中のデート発言の影響もあり、ランチタイムもぎこちない空気が流れていることも関係しているようだ。
喫茶店での日々も傍から見ればデートに他ならないのであるが、実際に言葉にすると必要以上に意識してしまう。
東くんくらい鈍いと、そうでもしないとなかなか進展しなさそうなので、むしろよく踏み込んだと言えよう。
では肝心の東くんはどこへ行っているのか。
はまりん情報によると、図書室が可能性ありとのこと。
早速向かった相沢さんがそこで見たものは…
東くんと親しげな謎の美少女の姿。
彼女は3年生の一ノ宮鈴。
東くんにトラウマを植えつけたと言う4人の叔母の一人である。
子供時代のあだ名は「血みどろの鈴ちゃん」 。
その一方で、園芸部に所属する恋する乙女でもあった。
今回は、この鈴先輩が主役級の存在感を示してくれる。
叶わぬ恋と思いながら見ているだけで過ごしてきた彼女も、もうすぐ卒業の日を迎えるだろう。
後悔しないように、せめて気持ちだけでも伝えられるのか、意気投合した相沢さんが応援することに。
好きな相手や相沢さんの前で見せるキャラと、甥の東くんの前でのキャラとのギャップがかわいいのだ。
この5巻では推し武道ネタも登場するのだけど、ここの部分もなんかそんな気がしてくる。
こんな彼女に好かれて喜ばない奴が居ようか。
ちなみに、はまりん達のとこも進展があるのだが、こっちは放っておいても大丈夫そう。
あとがき
もともと前巻の予告だと創作は辛いよ編となっていたが、完全に鈴先輩に持って行かれた印象。
そして次回6巻は「ドキドキ彼のおうち編」。
デートからのお宅訪問の様子…
もう期待しかない。