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「とんがり帽子のアトリエ」43話(白浜鴎)魔法は世界をつくり変えられる力

「とんがり帽子のアトリエ」(白浜鴎)43話より、魔法は世界を作り変えられる力

「とんがり帽子のアトリエ」は白浜鴎による漫画作品。

月刊モーニング・ツーで2016年7月より連載を開始した。

43話は、タータが薬草の勉強を始めたきっかけとは。

 

前回はこちら。

第2の試験に合格しアトリエに戻った一同。試験中のキーフリーの行動に疑問を持ったオルーギオは真意を問い詰め、徐々に目が見えなくなっていることを知らされるが、その記憶を消されてしまう。平穏に戻ったアトリエに、カルンで出会った少年・タータが、魔法使いの祭り「銀夜祭」への出店を手伝って欲しいとやってくる。タータと行動を共にすることになったココは、クスタスに再会するのだが…?

(「前回までのあらすじ:とんがり帽子のアトリエ」より)

Twitterでのイラストに魔警団のルルシィが登場!

タータがクスタスにできること

ノルノアのお見舞いのためカルンの街の病院へやって来たココたち。

アガットの話では、最近のココはボーっとしていることが多いらしい。

先日のタータの一件が頭を離れないのが原因だろう。

厄介なことを抱え込んでしまったものである。

「とんがり帽子のアトリエ」(白浜鴎)43話より、タータの祖父ノルノアの見舞いに来たココたち
 (「とんがり帽子のアトリエ」43話より)

当の本人も同じような状態のようだが。 

魔法使いの掟に抵触する問題だけに、軽々しく誰かに相談することもできず、かと言って解決の緒も見えないので堂々巡りになってしまう。 

今回は、タータが薬草医術に手を出す要因になったと思われる少年クスタスとの出会いのエピソード。

もともと魔材や魔墨を扱う関係で植物の知識が豊富なタータなので、親和性は高いと言えるし、どこまで踏み込んでいいものなのかは気になるところである。

用途が違うだけで同じ植物を採取していることも多く、知っていて損はないのだけれど。

それは果たしてタータがやらなければいけないことなのかどうか。

「とんがり帽子のアトリエ」(白浜鴎)43話より、クスタスは吟遊詩人だった
 (「とんがり帽子のアトリエ」43話より)

階段川の土砂崩れで怪我をしたたクスタスは、現場から近かったカルンの病院に入院している。

彼は旅の吟遊詩人で、師匠のダグダと乗り合い馬車での移動中に事故に巻き込まれたのだという。

彼自身の怪我は身勝手な行動によるものなので同情の余地はあまりないのだが、そのことで未来を閉ざされるとすれば重い代償である。 

かつて銀彩症のために魔法使いの道を諦めていたタータには、他人事とは思えなかったのだろう。

此度の件は、自分の持つ植物の知識で彼の生きる手助けになればと考えてのことだったのかも知れない。

だとするならまだ言い逃れが出来るレベルだろうか?

「とんがり帽子のアトリエ」(白浜鴎)43話より、クスタスのために魔法で出来ること
 (「とんがり帽子のアトリエ」43話より)

褒められたやり方ではないけれど、それが彼の優しい気持ちから来たのだとすればひとまずは安心かな?

でもそれこそ魔法の出番な気はするね。

銀夜祭での出店に絡めてそのためのアイデアが見つかるのかも。

すぐにどうこうできる問題ではないだろうけど、彼らが将来魔法使いとして目指すことに繋がってくる可能性はある。

 

単行本8巻は2020年12月23日、限定版も同時発売。

完全描き下ろしカレンダー付き とんがり帽子のアトリエ(8)限定版 (プレミアムKC)

 

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