「【推しの子】」は赤坂アカ(原作)、横槍メンゴ(作画)による漫画作品。
週刊ヤングジャンプで2020年4月より連載を開始した。
19話は、芸能科のある陽東高校に入学したルビーとアクアの一日。
前回はこちら。
星野家の双子、高校に入学する。
アクアとルビーの高校入学の日がやって来た。
芸能科へ進むルビーは、知り合いも居ない特殊なクラスに飛び込むため緊張しているようだ。
有馬先輩は普通にしてればいいと言うけれど、周りはみんな憧れの芸能界に足を踏み入れている人間ばかりだし、これから仕事で関わるかも知れない間柄である。
不安になるのも無理はないだろう。
そんな中で、意外と早く友達ができる機会が訪れた。
初めて目が合った時のインパクトが大きかったようで、隣の席ということも相まってけっこう仲良くなれそうな相手である。
彼女はグラビアアイドルの寿みなみ、思わずルビーの視線が釘付けになるほど立派なものをお持ちのようだ。
とは言ってもじっくり見過ぎじゃないですかね。
話している感じだとキャリアはそこまで長くなく、ルビーに近い状況なのかも。
有名人を目にした際の反応も似通っているし。
彼女たちのクラスには、今大注目の若手タレントである不知火フリルが在籍しているとのこと。
どのくらいすごいかというと、彼女を語るときのルビーがただのファンに戻ってしまうほどである。
歌って踊れて演技も出来て、美少女の代名詞にもなっているという完璧ぶり。
いつかルビーと同じステージに、との期待もありつつ、実際にはライバルの可能性が高いのだろうね。
中学時代もオーディションを受けられる日を心待ちにしていたくらいだし、その分野に憧れの相手がいても不思議はないのだけれど。
ただこれからは仕事仲間でありクラスメイトであるので、気後れするのは少々困るかな?
ルビーの目標はあくまでアイなわけだしね。
そんな妹を心配して不知火に引き合わせるアクアがかっこよかった。
さすがお兄ちゃん。
自分が知られていないことなど気にも留めていないし、同じ日に入学した生徒の一人として対等な立場であることを思い出させてくれる。
ルビーにもこんな度胸があるといいんだけどね。
内弁慶なとこもそれはそれでかわいいけれど。
この不知火フリル、秀知院の不知火ころもの関係者なのかどうかも今後の気になるポイント。
性格はフラットというか不思議な雰囲気を醸し出している。
猫目の持ち主なので、性質もそっちよりだったり?
頭は良さそうかなという印象。
そしてメンバー探しが難航している苺プロのアイドル部門に、強力な助っ人が登場するかもしれない。
この路線は完全に予想外だった。
「顔が可愛い子」の部分を言い淀んだアクアだけど、後日この条件でアクアが推してくれたことを知った重曹ちゃんの反応が楽しみ。
単行本2巻は2020年10月16日に発売。