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「【推しの子】」34話(赤坂アカ、横槍メンゴ)センターの座は誰の手に!?

「【推しの子】」(赤坂アカ、横槍メンゴ)34話より、センターの座を賭けた歌唱力対決

「【推しの子】」は赤坂アカ(原作)、横槍メンゴ(作画)による漫画作品。

週刊ヤングジャンプで2020年4月より連載を開始した。

34話、アイドルにとって重要なのは?

 

前回はこちら。

B小町のセンターは誰だ

生前のアイを知る芸能関係者の一人・鏑木Pの証言によって、彼女の交友関係を調べる手がかりを得たアクア。

田舎から出てきたばかりの時期ということは、苺プロにスカウトされて間もない頃なのだろうか。

まだプロ意識の低かった彼女に、とある劇団のワークショップを紹介したことが変化のきっかけとなったようだ。

前世において、さりなの影響でゴローがアイを追いかけ始めるのは12歳あたりの頃。

当時はすでにアイはアイであったように思えるのだが、この辺の時系列がいまいちよく分からない。

「【推しの子】」(赤坂アカ、横槍メンゴ)34話より、鏑木PはB小町に興味があるようです
(「【推しの子】」34話より) 

ただ、芋娘と思いながらも将来性を感じていたのは確かだろう。

それからも何かと面倒を見てやっていたような様子である。

彼の立場からすればそれは投資であり、やがて人気が出てきた時に自分の番組に呼びやすくなることを考えれば、有望な若手には恩を売っておきたい。

なのでアンテナは常に張り巡らされているわけであるが、当然B小町の動向もチェック済みで、裏でアクアが動いていることも掴んでいるようだ。

そしてすでに手は打ってあると。

なかなか侮れない人物だね。

「【推しの子】」(赤坂アカ、横槍メンゴ)34話より、B小町のセンターに相応しいのは誰か
(「【推しの子】」34話より) 

当のB小町のメンバーはと言うと、これからのグループの顔となるべきセンターの座を巡って争いを繰り広げていた。

メムが加入して3人になったことで生まれたポジションだが、これからの活動において避けては通れない問題。

かつてのB小町がそうだったからと言って固定とは限らないけれど、初代センターはインパクトが強そう。

一度は諦めた夢へのラストチャンスなだけあってメムが積極的なのも頷ける。

ダンスの上手さか、現在の知名度か、芸能界の経験か。

ここはアイドルらしく歌唱力で勝負と言い切れないあたりが今後の課題かな。

とばっちりで、先輩の過去の黒歴史がまたひとつ発掘されたぞ?

「おちこぼれフルーツタルト」(浜弓場双)1巻より、ブロ子の話題はやめたげて
(「「おちこぼれフルーツタルト」(浜弓場双)1巻より) 

こういうのも元子役の宿命なのか?

音楽番組への出場経験も豊富と。

一番センターへの執着がない有馬先輩がまさかの適任という流れだろうか。

「【推しの子】」(赤坂アカ、横槍メンゴ)34話より、重曹ちゃんをなぐさめるメム
(「【推しの子】」34話より) 

メムが重曹ちゃんに対してお姉さん的ポジションにもなれるとこがいいな。

彼女の素直な部分を引き出せる点は重要な役割なのだ。

 

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